「末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―」市原湖畔美術館

「末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―」市原湖畔美術館

名称:「末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―」市原湖畔美術館
会期:2023年4月15日(土)〜2023年6月25日(日)
会場:市原湖畔美術館
時間:10:00〜17:00
   土曜・祝前日 9:30~19:00
   日曜・祝日 9:30~18:00
   (最終入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:月曜日 祝日の場合は翌平日
観覧料:一般 1,000円(800円)
   大高生・65歳以上 800円(600円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方(または障害者手帳アプリ「ミライロID 」提示)とその介添者(1名)は無料
住所:〒290-0554千葉県市原市不入75-1
TEL:0436-98-1525
URL:市原湖畔美術館

「末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―」市原湖畔美術館
「末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―」市原湖畔美術館
『あさ One morning』絵:井沢洋二 文:舟越カンナ(ジー・シー・プレス、1986年)
『あさ One morning』絵:井沢洋二 文:舟越カンナ(ジー・シー・プレス、1986年)

日本を代表する彫刻家・舟越保武の長女に生まれ、上皇后陛下美智子さまの講演録の編集者としても知られる末盛千枝子。
「絵本は子どもだけのためのものではない」との思いのもと、人生の悲しみや希望、美しさを伝える多くの絵本を世に送り出し、東日本大震災では被災地の子ども達に絵本を届ける活動を立ち上げました。
本展では、末盛がさまざまな人々との出会いと協働によって生み出した珠玉の絵本の原画や貴重な資料とともに、彼女を育んだ芸術家一家――彫刻家の父・保武、弟・桂、直木、自らの句作を断念し、彫刻家の妻として生きた母・道子をはじめとする舟越家の人々の作品の数々を一堂に展観、その波乱に富んだ人生と仕事の全容に光を当てます。

『ピアノ調律師』作:M.B.ゴフスタイン 訳:末盛千枝子(すえもりブックス、2005年現代企画室より復刊)
『ピアノ調律師』作:M.B.ゴフスタイン 訳:末盛千枝子(すえもりブックス、2005年現代企画室より復刊)
『橋をかけるー子供時代の読書の思い出』美智子さまご講演 装画:安野光雅、1998年
『橋をかけるー子供時代の読書の思い出』美智子さまご講演 装画:安野光雅、1998年
舟越保武《聖フェリッペ・デ・ヘスス》(長崎26殉教者記念像のうち)1962年/岩手県立美術館所蔵
舟越保武《聖フェリッペ・デ・ヘスス》(長崎26殉教者記念像のうち)1962年/岩手県立美術館所蔵
舟越保武《ダミアン神父像》(1975)を前にする美智子さまと末盛千枝子
舟越保武《ダミアン神父像》(1975)を前にする美智子さまと末盛千枝子
舟越保武《少年・イエス》1986年/『ナザレの少年』(すえもりブックス)原画
舟越保武《少年・イエス》1986年/『ナザレの少年』(すえもりブックス)原画
舟越直木《Drawing》1987年/世田谷美術館所蔵
舟越直木《Drawing》1987年/世田谷美術館所蔵
舟越桂《冬の本》1988年
舟越桂《冬の本》1988年
末盛千枝子
末盛千枝子

末盛千枝子[1941-]

1941年東京生まれ。高村光太郎により「千枝子」と名付けられる。 4歳から10歳まで父の郷里・盛岡で過ごす。慶応義塾大学卒業後、絵本の出版社に勤務。「夢であいましょう」等で知られる NHKディレクターと結婚、2児の母となるが、夫の突然死のあと、最初に出した絵本『あさ・One morning』でボローニャ国際児童図書展グランプリを受賞。1988年、 すえもりブックスを立ち上げ、独立。まど・みちおの詩を美智子さまが選・英訳された『どうぶつたち THE ANIMALS』やご講演をまとめた『橋をかける 子供時代の読書の思い出』など、話題作を次々に出版。1995年、古くからの友人と再婚。2002年から2006年まで国際児童図書評議会(IBBY)の国際理事をつとめ、2014年には名誉会員に選ばれる。2010年、岩手県に移住。2011年から10年間、「3.11 絵本プロジェクトいわて」の代表を務めた。
主な著書に『人生に大切なことはすべて絵本から教わったI、 II』(現代企画室)、『ことばのともしび』(新教出版社)、 『小さな幸せをひとつひとつ数える』(PHP研究所)、 『「私」を受け容れて生きる』(新潮社)、『根っこと翼・皇后美智子さまという存在の輝き』(新潮社)などがある。

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