開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館

「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館

名称:開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館
会期:2023年4月19日(水)〜9月24日(日)
開館時間:月・水~日曜日10:00~22:00
     火曜日 10:00~17:00
    (いずれも最終入館時間は閉館の30分前まで)
    *展覧会により変更する場合がございます。
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

ワン・チンソン(王慶松)
《フォロー・ミー》
2003年
Cプリント
60×150 cm
所蔵:森美術館(東京)
ワン・チンソン(王慶松) 《フォロー・ミー》 2003年 Cプリント 60×150 cm 所蔵:森美術館(東京)

1990年代以降、現代アートは欧米だけでなく世界の多様な歴史や文化的観点から考えられるようになった。それはもはや学校の授業で考える図画工作や美術といった枠組みを遙かに越え、むしろ国語・算数・理科・社会など、あらゆる科目に通底する総合的な領域ともいえるようになってきた。それぞれの学問領域の最先端では、研究者が世界の「わからない」を探求し、歴史を掘り起こし、過去から未来に向けて新しい発見や発明を積み重ね、私たちの世界の認識をより豊かなものにしている。現代アーティストが私たちの固定観念をクリエイティブに越えていこうとする姿勢もまた、こうした「わからない」の探求に繋がっている。そして、現代美術館はまさにそうした未知の世界に出会い、学ぶ「世界の教室」とも言えるだろう。
本展は、学校で習う教科を現代アートの入口とし、見たことのない、知らなかった世界に多様な観点から出会う試みである。展覧会のセクションは「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」に分かれているが、実際それぞれの作品は複数の科目や領域に通じている。また、同館の企画展としては初めて、出展作品の半数以上を森美術館のコレクションが占める一方、本展のための新作も披露され、50組を超えるアーティストによる学びの場、「世界の教室」が創出される。
【出展アーティスト】
アイ・ウェイウェイ(艾未未)、青山 悟、ヨーゼフ・ボイス、サム・フォールズ、藤井 光、シルパ・グプタ、畠山直哉、スーザン・ヒラー、ジャカルタ・ウェイステッド・アーティスト、風間サチコ、菊地智子、ヤコブ・キルケゴール、ジョセフ・コスース、ディン・Q・レ、李禹煥(リ・ウファン)、パーク・マッカーサー、ミヤギフトシ、宮島達男、宮永愛子、森村泰昌、奈良美智、パンクロック・スゥラップ、ソピアップ・ピッチ、アラヤー・ラートチャムルンスック、ヴァンディー・ラッタナ、ハラーイル・サルキシアン、笹本 晃、瀬戸桃子、杉本博司、田島美加、ロデル・タパヤ、ツァイ・チャウエイ(蔡佳葳)、梅津庸一、ワン・チンソン(王慶松)、ヤン・ヘギュ、イー・イラン、米田知子、ほか

ヤン・ヘギュ 展示風景:「ヘギュ・ヤン:コーン・オブ・コンサーン」マニラ現代美術デザイン美術館、2020年 撮影:アット・マキュランガン ※参考図版
ヤン・ヘギュ 展示風景:「ヘギュ・ヤン:コーン・オブ・コンサーン」マニラ現代美術デザイン美術館、2020年 撮影:アット・マキュランガン ※参考図版

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 彦根屛風 彦根城博物館蔵
  2. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  3. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
ページ上部へ戻る