明治東京のシンボル「めぐる橋 眺める橋」ガスミュージアム

明治東京のシンボル「めぐる橋 眺める橋」ガスミュージアム

名称:明治東京のシンボル「めぐる橋 眺める橋」ガスミュージアム
会期:2023年4月29日(土・祝)~7月2日(日)
開館時間:午前10時~午後5時
休館日:月曜日
会場:ガスミュージアム ガス灯館2階 ギャラリー
住所:〒187-0001東京都小平市大沼町4-31-25
TEL:042-342-1715
URL:ガスミュージアム

明治東京のシンボル「めぐる橋 眺める橋」ガスミュージアム
明治東京のシンボル「めぐる橋 眺める橋」ガスミュージアム

文明開化を迎えた明治の東京。西洋風の建築物が次々と建てられ、西洋風の橋も多く誕生し、一気に近代的な街へと変化を遂げていきます。
江戸時代から交通の要衝であった街道筋の日本橋や浅草橋、万世橋、永代橋が、西洋の技術を取り入れて次々に架け替えられたのを皮切りに、吾妻橋や両国橋、江戸橋、海運橋、常磐橋、新橋、蓬莱橋など多くの橋が、東京を新たな時代にふさわしい都市として整備するために、続々と架けられていきました。
これら東京の街を縦横につないだ橋により、人々や文物が自由に移動できるようになり、東京は活発な経済や新しい生活様式をおう歌できる近代都市として活気づいていきます。
金融の街をつなぐ橋や社寺詣でに向かう参道の橋、駅と外国人居留地をつなぐ橋など、それぞれが新たな時代を往き来する架け橋となりました。
また、橋を介して東京の街中にガス管が渡され、ガス灯も建てられていきます。夜の通りや橋上を明るく照らしたガス灯は、人々の夜の活動様式を大きく変える一助になりました。
そして、当時の最新技術を駆使して架橋された西洋風の鉄橋や石橋の姿は、近代東京の新たな都市の景観として多くの人が眺め、錦絵でも多数描かれました。
今回の展示では、橋上を思い思いにめぐる人々が新しい時代を享受する姿、そして近代都市東京のシンボルとなった美しいフォルムの鉄橋や石橋が錦絵に描かれた情景から、当時の街と人、社会の様子を垣間見ます。
新緑の候、普段何気なく通り過ぎている東京の街の橋をめぐり、眺めながら、明治の元気な東京の息吹きを感じていただければ幸いです

吾妻橋
井上安治 明治21年(1888)
吾妻橋 井上安治 明治21年(1888)
日本橋夜景
小倉柳村 明治13年(1880)
日本橋夜景 小倉柳村 明治13年(1880)
筋違新眼鏡橋弌覧
歌川芳虎 年代不明
筋違新眼鏡橋弌覧 歌川芳虎 年代不明
新規造掛永代橋往来繁華佃海沖遠望之図
歌川国政(四代) 明治8年(1875)
新規造掛永代橋往来繁華佃海沖遠望之図 歌川国政(四代) 明治8年(1875)

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