[2023 夏期]コレクションルーム 特集『人間国宝 稲垣稔次郎 – 遊び心に触れて – 』」京都市京セラ美術館

「[2023 夏期]コレクションルーム 特集『人間国宝 稲垣稔次郎 - 遊び心に触れて - 』」京都市京セラ美術館

名称:[2023 夏期]コレクションルーム 特集『人間国宝 稲垣稔次郎 – 遊び心に触れて – 』」京都市京セラ美術館
会期:2023年6月23日(金)~2023年9月24日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 730円、
    高校生・中学生・小学生 300円、
    一般(京都市内在住の方) 520円、
    京都市内在住の高校生・中学生・小学生 無料、
    小学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館

稲垣稔次郎《紙本型絵染平家物語屏風 ひよどり越え》1959年 京都市美術館蔵
稲垣稔次郎《紙本型絵染平家物語屏風 ひよどり越え》1959年 京都市美術館蔵

京都を代表する人気作家の展示・テーマを設けた特集展示を通じ、京都美術の面白さを紹介するコレクションルーム。2023年夏期は、型絵染の重要無形文化財保持者であった京都出身の染色作家・稲垣稔次郎(1902-1963)を特集します。
稲垣稔次郎は、伝統的な制作技法を踏襲し、その制約の中で意匠を凝らした作品を次々と生み出しました。吊(図柄同士や型枠と図柄の繋ぎ)を図柄の一部として巧みに取り込むなど、技術的な完成度の高さはもとより、制作過程で生じる染料の擦れや滲みなどの偶然性を取り入れたりするなど、作者の遊び心も感じ取れます。
今回の特集展示では、寄贈を受けて新しく収蔵した稲垣の作品を中心に紹介します。そして、作者の卓越した個性的な表現とその遊び心を手がかりとして、型絵染の奥深さとその魅力の一端を紐解きます。
稲垣稔次郎
1902年、京都市生まれ。1922年、京都市立美術工芸学校図案科卒業後、松坂屋京都支店図案部勤務。図案の制作・研究に携わりながら染色技術を学ぶ。1931年より染色工芸の研究に専念。
1940年、第15回国画会にて国画会賞受賞。1941・43年に日展(文展)特選受賞。1951年日展審査員就任。
1947年に富本健吉らと新匠美術工芸会(現・新匠工芸会)結成。伝統的な型絵染技法の特性を生かした独創的な意匠の作品で、近代工芸における染色分野を代表する作家となる。
また、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)にて教鞭を執り、後進育成にも努めた。1962年重要無形文化財(人間国宝認定)。
https://www.toshijiro.jp/index.html

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