名称:「寺田コレクション ハイライト(後期)」東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2023年7月6日[木]─ 9月24日[日]
会場:ギャラリー3&4 寺田小太郎メモリアルギャラリー(東京オペラシティ アートギャラリー 4F)
期間開館時間:11:00 - 19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)、8月6日[日](全館休館日)
入場料:企画展「野又 穫 Continuum 想像の語彙」の入場料に含まれます。
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人
住所:〒163-1403東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:03-5777-8600
URL:東京オペラシティ アートギャラリー
当館収蔵の寺田コレクションは、東京オペラシティビルの共同事業者の一員であった寺田小太郎氏(1927-2018)の蒐集、寄贈によるものである。東京オペラシティ街区の地権者の一人であった寺田氏は1991年、新国立劇場建設をはじめとする官民一体の再開発事業に参画し、当館の創設に賛同し、終生にわたり収蔵すべき作品の蒐集と寄贈を続けたのである。
寺田氏の蒐集活動は、戦後日本における抽象芸術の孤高な探求者である画家・難波田龍起との出会いをきっかけに大きく本格化したが、やがて「東洋的抽象」「ブラック&ホワイト」「幻想絵画」など、寺田氏独自のテーマのもと進められていった。その根底には、「日本的なるもの」とは何か、またそれ以前の「人間とは何か」という問いが横たわっており、若き日に敗戦を迎え、その後の価値観の転換やさまざまな世相、社会の変転のなかで、たえず時流と距離を置きつづけた寺田氏自身の生き方、そして旺盛な好奇心と躍動する批判精神が、色濃く反映している。コレクションの数は、難波田龍起・史男父子の作品約600点をはじめ、戦後日本を中心とする絵画、水彩、素描、版画、彫刻、陶芸、写真など約4,000点に及んでおり、寺田氏の個の視点によるユニークさを特徴としながら、日本の戦後美術の広い範囲をカバーする包括性を備えている。
当館の収蔵品展では、開館以来、そのつどテーマを設定して寺田コレクションを紹介してきたが、今展では、コレクション全体の見どころ、ハイライトを総合的に紹介する。
*前期、後期で半数以上の作品の展示替えをおこないます。
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