「神田日勝×岡田敦 幻の馬」神田日勝記念美術館

「神田日勝×岡田敦 幻の馬」神田日勝記念美術館

名称:「神田日勝×岡田敦 幻の馬」神田日勝記念美術館
会期:2023年8月11日(金・祝)~2023年10月28日(土)
会場:神田日勝記念美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
   ※ただし9月18日、10月9日は祝日のため開館
観覧料:一般 530円(470円)
   高校生 320円(260円)
   小中学生 210円(150円)
   未就学児 無料
   ※( )内は10名以上の団体料金
   ※障がい者手帳持参の方は無料(介添者1名無料)
   ※鹿追町民、友の会会員は無料
   ※北海道立帯広美術館で開催された特別展の半券(有効期限:チケット裏に記載)提示により、団体料金適用(1枚につき1名1回限り有効)
   ※福原記念美術館との共通入館券:一般700円、高校生300円、小中学生200円
住所:〒081-0292北海道河東郡鹿追町東町3-2
TEL:0156-66-1555
URL:神田日勝記念美術館

岡田敦《Yururi Island 2017》2023年 ラムダプリント 作家蔵
©Okada Atsushi
岡田敦《Yururi Island 2017》2023年 ラムダプリント 作家蔵 ©Okada Atsushi

本展は、鹿追町ゆかりの洋画家・神田日勝(1937-1970)の絵画が並ぶ空間で、北海道出身の写真家・岡田敦(1979- )の作品群を紹介する、コラボレーション企画展です。
北海道根室半島沖に浮かぶ「ユルリ島」。戦後高度経済成長期に漁業の場となっていたこの島は、現在は北海道の天然記念物に指定された無人島となり、かつて島民の生活を支えていた馬たちの子孫が、人の営みから遠く離れ、数頭の群れをなして暮らしています。そんな彼らの姿をおさめた岡田の写真は、いずれ消えゆく命を捉えながらも、えも言われぬ幻想的な空気をまとっています。
日勝もまた戦後50年代、60年代を鹿追で馬耕に勤しみながら過ごし、未完の馬の絵をのこして32歳で夭折しました。半身の姿で永遠にのこされることとなった馬は、観る者の想像力を掻き立て、その幻の完成像を各々の胸中に抱かせることでしょう。
日勝の手、岡田の眼によって、作品として永遠の命を吹き込まれた「馬」たちの「邂逅」にどうぞご注目ください。

岡田敦《Yururi Island 2017》2023年 ラムダプリント 作家蔵
©Okada Atsushi
岡田敦《Yururi Island 2017》2023年 ラムダプリント 作家蔵 ©Okada Atsushi
岡田敦《Yururi Island 2019》2023年 ラムダプリント 作家蔵
©Okada Atsushi
岡田敦《Yururi Island 2019》2023年 ラムダプリント 作家蔵 ©Okada Atsushi
神田日勝《死馬》1965年 油彩、ベニヤ板 北海道立近代美術館蔵
神田日勝《死馬》1965年 油彩、ベニヤ板 北海道立近代美術館蔵
神田日勝《馬(絶筆・未完)》1970年 油彩・鉛筆、ベニヤ板 神田日勝記念美術館蔵
神田日勝《馬(絶筆・未完)》1970年 油彩・鉛筆、ベニヤ板 神田日勝記念美術館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る