名称:「これだけは見ておきたい 日本洋画の歩み」栃木市立美術館
会期:2023年7月8日(土)~2023年9月24日(日)
会場:栃木市立美術館
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
7月17日、9月18日は開館
7月18日、9月19日は休館
入場料:一般・大学生・高校生 800円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
主催:栃木市教育委員会、栃木市立美術館
協力:公益財団法人日動美術財団
後援:朝日新聞宇都宮総局、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、株式会社エフエム栃木、ケーブルテレビ栃木、株式会社とちぎテレビ、株式会社栃木放送
住所:〒328-0016 栃木県栃木市入舟町7-26
TEL:0282-25-5300
URL:栃木市立美術館
幕末から明治にかけて、西洋から入ってきた絵画は日本の美術に大きな変化をもたらしました。紙や絹を用い、墨と繊細な色彩による情感豊かな絵画に親しんできた当時の日本人にとって、西洋画法は実物と見まがうばかりの再現描写を可能とする驚異の技術でした。なんとしてもその技術を日本にも取り入れたいと、高橋由一たち初期の洋画家たちは苦心してその画法を学んだのです。
明治時代には、西洋に留学する画家も多くなります。黒田清輝らは、印象派の画風を取り入れたアカデミズム絵画を学びました。帰国後は東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)で後進を指導、日本の洋画教育に大きな影響を与えました。
大正時代には最新の西洋の動向も次々に伝えられるようになります。キュビスムやフォーヴィスムといった当時の前衛的な傾向を示す画家の一方で、ルネサンス絵画などの影響を受けて写実を極めようとする者、自らの個性に従い、独創的な作風を築く画家も現われました。
太平洋戦争後、前衛的な美術表現が増す中でも、絵画はその豊かな表現を広げています。この展覧会では、初期から現代まで、日本洋画の歩みを代表的な画家の作品約60点で紹介します。江戸時代にひとつの完成の域に達していた日本の美術は、西洋の美術と出会って大きく展開しました。そこにはある完成した文化の、異なる文化とのダイナミックな出会いの歴史が見られることでしょう。
アーティスト
高橋由一、五姓田義松、黒田清輝、藤島武二、熊谷守一、青木繁、坂本繁二郎、橋本邦助、萬鉄五郎、清水登之、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、中川一政、東郷青児、向井潤吉、刑部人、香月泰男、鴨居玲 他
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