杉岡華邨生誕110年「五鳳と華邨―共に咲く師弟の歩み―」奈良市杉岡華邨書道美術館

杉岡華邨生誕110年「五鳳と華邨―共に咲く師弟の歩み―」奈良市杉岡華邨書道美術館

名称:杉岡華邨生誕110年「五鳳と華邨―共に咲く師弟の歩み―」奈良市杉岡華邨書道美術館
会期:2023年5月27日(土)〜9月24日(日)
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
料金:一般300円 団体(20名以上)240円 
   高校生以下と身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の所持者及びその介護者、奈良市在住の70歳以上の方は無料
休館日:月曜日(祝日の場合最も近い平日)、祝日の翌日(その日が平日である場合)。 ※7/19・20 展示替え臨時休館
会場:奈良市杉岡華邨書道美術館
住所:〒630-8337 奈良市脇戸町3番地
TEL:0742-24-4111
URL:奈良市杉岡華邨書道美術館

杉岡華邨生誕110年「五鳳と華邨―共に咲く師弟の歩み―」奈良市杉岡華邨書道美術館
杉岡華邨生誕110年「五鳳と華邨―共に咲く師弟の歩み―」奈良市杉岡華邨書道美術館

かな書の分野で初の文化勲章受章者となった杉岡華邨が生誕して2023年3月6日で110年となります。
華邨は師の尾上柴舟没後、誰にも師事せず独学でやっていこうと考えていましたが、昭和32年9月に日展出品作を見てもらうため日比野五鳳(1901-1985/書家。文化功労者、日本芸術院会員)を訪ねた時、「箒のように古びた小筆で一・二文字朱を入れてくださったのに参ってしまった」とその場で入門を願い出ました。華邨は日比野五鳳について「先生は天才的な鋭い美的感性の持ち主」で、「先生の書は、昭和の三筆の一人として位置付けられる人もあるように、独創的で、格調が高く、沈潜した深み」があり、「先生の書域は広く、平安朝古筆はもとより、楼蘭の木簡、鍾繇、王羲之、懐素、蘇東坡、最澄、空海、良寛、光悦、その他墨跡等、広く和漢の書を渉猟した豊かな書的地盤から咲いた筆である。この名筆は燦として、永久に日本書道史に輝くであろう」と書き残しています。日比野五鳳の書法を吸収しそのルーツを探るべく、「うるさく思われていただろう」と述懐するほど華邨は懸命に師から多くのことを学び、自らも書的地盤を豊かにし、やがて新たな境地を開拓していくことになります。
本展では、日比野五鳳とその師に多大の影響を受けながらも自らの書風を模索した華邨の作品をあわせて紹介します。共に現代かな書壇に大きな足跡を残した五鳳と華邨、師弟の書をお楽しみいただければ幸いです。
書道文化講座「五鳳がとなえ華邨が守ったものとは」
とき…9月10日(日)午後2時 ▼内容…開催中の「五鳳と華邨―共に咲く師弟の歩み―」展にあわせ日比野五鳳の芸術やその制作論を中心に日展会員の日比野博鳳さんが講演。▼申込…往復はがきかEメール(shodou@m3. kcn. ne.jp)に住所、氏名、年齢、電話番号を書いて、9月1日必着で同館へ。多い場合は抽選

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