「non-syntax Experimental Image Festival 2023『SISA』」Feb gallery Tokyo

「non-syntax Experimental Image Festival 2023『SISA』」Feb gallery Tokyo

名称:「non-syntax Experimental Image Festival 2023『SISA』」Feb gallery Tokyo
会期:2023年8月25日(金)~2023年9月3日(日)
会場:Feb gallery Tokyo
入場料:無料
住所:〒107-0062 東京都港区南青山4-8-25
TEL:03-6459-2062
URL:Feb gallery Tokyo

2021年の設立以来、東京と台北を拠点に活動しているnon-syntaxは、映像を考え、映像の境界を突き破り、新たな視覚体験を提供することを目指します。
「non-syntax Experimental Image Festival 2023」はイメージの間のペネトレーション(浸透)とオーバーラップに焦点を当て、これまで様々な方法で決められてきた視聴距離が変化・変位しつづけるプロセスの中に位置づけることを試みます。SISA、「視差」(しさ)の短い響きの間は、異なる視点が行き交う作品同士の繋がりを感じながら、視線に射抜かれない隙間を徐々になぞっていくことを目指します。視線の差異は同時に、一種の斜めな姿勢を象徴しています。non-syntaxは引き続き、オルタナティブでトランスグレッシブな手法を追求し続け、現代の複雑なイメージのスペクトルの中でダイナミズムを創造していきます。
2023年のプログラムは、2023年7月20日〜27日に開催する、20周年を迎える韓国実験映像祭Experimental Film & Video Festival in Seoul(以下EXiS) を参加し、8月18日から9月10日、青山エリアの3つのギャラリースペースCALM & PUNK GALLERY、EUKARYOTE、Feb gallery Tokyoで同時開催されます。
各ギャラリーでは、以下のようなプログラムが織りなされます。
CALM & PUNK GALLERYでは、VJとして活動を開始し、映像演出や制作、ビデオインスタレーションなどを通じ、Video(ラテン語で我見るの意)の原体験の喜びと、未だ見ぬ視覚体験を提供するコレクティブのHEART BOMBにとって初の展覧会が開催されます。展示室に並ぶ55台のディスプレイは、多くのVJ現場で活躍してきた特注品で、55人の視線が映し出されます。紀元前4世紀ごろに発生した外送理論において、視線からはエネルギーが放たれていると考えられていました。現代でも「視線を感じる」という現象や表現は言語を超えて存在しています。
EUKARYOTEでは、EXiS2023との特別交換プログラムや台湾アーティスト朱駿騰(Chu Chun Teng)のインスタレーションから、地理的空間への探求、歴史的アーカイブやオブジェの模索から、個人とイメージの担い手との関係まで、イメージ、風景、時間の対話に焦点を当て、常に新たな鑑賞の齟齬を生み出します。
Feb gallery Tokyoでは写真家・映像作家として活動する立川清志楼のインスタレーション展示を行う。立川は主に動物園を撮影した映像に実験的試行を施し、物語性を排除した物質的な映像作品を制作し継続的に発表してきた。2020年より開始されたプロジェクト「第一次三ヵ年計画」が本年6月に終了した。ひと月に約5本、3年間で約200本の作品ができあがり、16回の上映会が行われた。今回これらの作品を新たに編集、モニター及びプロジェクターを使った映像インスタレーション展示を行う。
また、三会場ともに、non-syntax Experimental Image Festival公募作品から抜粋された作品の上映も行う予定。ぜひこの機会で、non-syntaxならではの映像体験をしてみてください。

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