名称:特集展示「うるわしき祈りの美 – 高麗・朝鮮時代の仏教美術」九州国立博物館
会期:2023年9月5日(火)〜10月15日(日)
会場:九州国立博物館(文化交流展示室 第9・11室)
観覧料金:一般700円
休館日:月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
住所:〒818-0118福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
URL:九州国立博物館
海をへだてて日本と隣り合う朝鮮半島に仏教が伝来したのは、日本よりも200年ほど早い4世紀のことである。以来、仏教はこの地に暮らす人々の心の拠りどころとなり、文化や思想に大きな影響を与えた。なかでも独自の美を発展させたのが高麗(918~1392)と朝鮮(1392~1897)だ。高麗は歴代の王が篤く仏教を信仰したことが知られ、一方、朝鮮は儒教を国教とし、仏教はふるわなかった。これら2つの王朝は仏教に対して異なる政策をとったが、いずれの時代にも仏による救いを信じた人々によって多くの仏像や仏画がつくられた。
本展では、およそ千年にわたる高麗・朝鮮時代のうち、11世紀から16世紀におよぶ時期の作品を展示。厳かで生命力あふれる仏たちは人々の深く切実な祈りを今に伝えるものであり、また東アジア全域におよぶ仏教美術の展開を考えるうえでも重要だ。日本とも中国とも異なる個性を放つ朝鮮半島の美しい仏教美術の数々を堪能できるとともに、それぞれが持つ歴史的な背景や物語、それに関わった人々の営みも知ることができる。
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