ジェットダイスケ 写真展「水辺のかたちを知る試行錯誤」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

ジェットダイスケ 写真展「水辺のかたちを知る試行錯誤」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

名称:ジェットダイスケ 写真展「水辺のかたちを知る試行錯誤」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
会期:2023年09月05日(火) 〜 2023年09月17日(日)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
時間:11:00~18:00(最終日は17:00まで)
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

写真家・映像作家として活動しているジェットダイスケの個展。今回は琵琶湖の各地の風景をモチーフにしたモノクローム写真を展示します。
琵琶湖は風光明媚な場所として知られ、数多の撮影スポットが点在し写真愛好家たちを楽しませている。しかし235.2kmにも及ぶ周囲長から、その水辺や対岸の全貌を把握するのは難しい。作者は湖畔を歩き、自転車で旅をし、また時には船に乗りながら、そのかたちを知るべく撮影を繰り返してきた。古くは近江八景、あるいは近代に選定された琵琶湖八景といった名所もあるが、撮影スタート時の思惑としては「湖国一景」がコンセプトであった。「うみ」とも呼ばれるほどの広大さから、どこから見ても平坦な一本線が引かれているものと想定していたのである。だが、いざ撮影を開始してみれば、実に複雑な線が織りなすかたちや営みが見え始めた。本展は一年余に渡るその試行錯誤の途中経過である。
撮影に際してはOM-1、OM-5といった可搬性を重視したカメラと高倍率のズームレンズを主に使用。アートフィルター「ラフモノクローム」を設定し、ファインダー像を粗いハイコントラストのモノクロとすることで、かたちを炙り出すような気持ちでフレーミングした。(ジェットダイスケ)
ジェットダイスケ
日本最初の動画レビュアー、現在おもにカメラ製品の批評や写真にまつわる話題を配信。90年代より映像作家として活動しつつWeb動画の可能性を模索。ビデオブログ用に考案した「ジェットカット」という編集法はWeb動画における一般技法として定着。2014年より写真家としても活動を開始、代表作に「空蝉」シリーズ、「追憶のエピゴーネン」など。カメラ誌にてコラムも連載中。

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