名称:「ワタシを見つめて‐100の香合 こんまい世界」高松市美術館
会期:2023年11月15日(水曜日)~2024年1月20日(土曜日)
会場:1階常設展示室
休館日:月曜日(ただし、1月8日(月曜日・祝日)開館、1月9日(火曜日)休館)
年末年始 (2023年12月29日(金曜日)~2024年1月3日(水曜日))
開館時間:午前9時30分~午後5時
(ただし、特別展開催期間中の金曜日・土曜日(11月17日、11月18日)は、午後7時まで)
主催:高松市美術館
観覧料:【一般】200円(160円)
【大学生】150円(120円)
【65歳以上・高校生以下】無料
※( )内は20名以上の団体料金。
住所:〒760-0027香川県高松市紺屋町10-4
TEL:087-823-1711
URL:高松市美術館
古くから、自らの顔や身体は身近な題材であり、多くの作家が自画像を制作しています。しかし、そこに表されているのは彼らの容貌だけとは限りません。
石原 友明いしはら ともあきや鯉江 良二こいえ りょうじは美術や陶芸とは何かという問いと向き合うなかで、作品に自分の姿を取り入れています。石原の《約束Ⅱ》は、自身のヌード写真を不鮮明に焼き付けた立体的なカンヴァス3点を、巨大な紙を背景にして配置した作品です。本展では、昨年度寄贈を受けたカンヴァス1点を含め、1984年に本作が発表された当時の展示を再現します。
また、照沼 敦朗てるぬま あつろうや松井まつい えり菜なの作品は作家のアイデンティティや私生活が制作の起点となっています。照沼は、自身の分身であるミエテルノゾム君や、その対照的な存在であるミエナイノゾミちゃんを作品に登場させ、一方の松井は自身を取り巻く周囲の環境などを自分の変顔を舞台にして描き出します。さらに、森村 泰昌もりむら やすまさと郭 徳俊かく とくじゅんの作品では一見すると作家自身と他者が一つのイメージを形作っているようですが、交わりきれない他者との関係をも視覚化しています。
本展覧会では作家がそれぞれの視点から自らの姿をモチーフにした作品をご紹介します。彼らはこれらの作品において自己の内面や自身が置かれた環境、さらに表現することへの問いを表しているといえるでしょう。
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