名称:「左川ちか 黒衣の明星」北海道立文学館
会期:2023年11月18日(土)~2024年1月21日(日)
会場:北海道立文学館
観覧料:一般500(400)円、高大生250(200)円、
中学生以下・65歳以上無料
主催:北海道立文学館、公益財団法人北海道文学館(北海道立文学館指定管理者)、北海道新聞社
後援:札幌市、札幌市教育委員会
住所:〒064-0931北海道札幌市中央区中島公園1-4
TEL:011-511-7655
URL:北海道立文学館
左川ちか(さがわちか、1911~1936年)は北海道の余市町生まれの詩人です。 本別町で幼少期を過ごし、庁立小樽高等女学校(現・小樽桜陽高等学校)に進学。 卒業後は上京し、兄の昇やその友人で同郷の伊藤整らと共に、新しい詩の形を求めて翻訳や詩作を始めました。
故郷の景色を詩想へと昇華しながら、ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフなどの翻訳を時代に先駆けて行ったちかは、優れた言語感覚と独自の美学によって当時のモダニズム詩壇の最前線に立ちます。 その姿を詩人・萩原朔太郎は「最近詩壇に於ける女流詩人の一人者で、明星的地位にあつた人」と称しました。
そんな道半ば、ちかは24歳の若さで惜しくも病没してしまいます。 しかし、その美しい詩と翻訳は、黒色の洋服を好んで着たという独自のスタイルと共に、詩を愛する人々の心に強く残り続けました。
本展では、近年、再評価の機運が高まる左川ちかの詩の世界を、自筆の詩の原稿や詩人たちと交わした手紙、詩や翻訳を発表した雑誌などを通して、北海道の風土と文芸、モダニズム詩壇の興隆、翻訳の時代、現代における再生といった視点で探ります。
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