名称:「花鳥風月―古伊万里の文様―」戸栗美術館
会期:2024年1月7日(日)〜3月21日(木)
会場:戸栗美術館
開館時間:10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
※金曜・土曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
料金:一般1,200円/高大生500円
※中学生以下は入館料無料。
※1月7日(日)~1月31日(水)まで新成人は入館料無料。
休館日:月曜・火曜休館 ※1月8日(月・祝)、2月12日(月・振休)は開館
住所:〒150-0046東京都渋谷区松濤1-11-3
TEL:03-3465-0070
URL:戸栗美術館
日本のやきもの史の中で、初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、器面に筆で文様を描くことを施文方法の主流としました。江戸時代を通じて佐賀有田を中心とした地域で作られ、需要者の流行を反映しながら、様々な文様をあらわしていきました。その表現は一筆ごと丁寧に描かれているものから、略筆で判別が難しいものまで多岐にわたります。ひとつひとつのモチーフを紐解いていくと、中国文化の受容に加え、国内で脈々と培われてきた日本文化の独自性を垣間見ることができます。今展では古伊万里の文様から花・鳥・風景・月に注目。2つの展示室をそれぞれ「花鳥の間」、「風月の間」として、四季折々の花鳥文、風情溢れる山水文のうつわをご紹介いたします。約80点の趣深い古伊万里をご堪能ください。
【同時開催】
『干支セレクション 龍』(第3展示室)
一部屋丸ごと龍尽くし!
2024 年は辰年。龍は鱗蟲(りんちゅう)の長であり、四霊に数えられる霊獣。雲を起こして雨を呼ぶとされ、威厳のある形姿も相俟って吉祥とされています。今展では戸栗美術館収蔵品のなかから龍文様の作品約 30 点を出展。中国・景徳鎮(けいとくちん)官窯による皇帝専用の五爪二角の龍をはじめ、古伊万里にみられる蛇のような容姿の螭龍(ちりゅう)など龍文様の豊かなヴァリエーションをお楽しみください。
『戸栗美術館の展示と作品保存』(やきもの展示室)
文化財を守り伝えることは、美術館の大事な役割です。しかし、作品の展示公開は保存の観点からするとリスクを伴う行為といえます。ここでは、東洋陶磁専門館である戸栗美術館が行っている、作品を守りながら展示するための工夫をご紹介いたします。
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