「ルドンコレクションから:聖アントワーヌの誘惑」岐阜県美術館
名称:「ルドンコレクションから:聖アントワーヌの誘惑」岐阜県美術館
会期:2024年1月5日(金)〜2024年4月7日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
1月19日、2月16日は20:00まで
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 340円、大学生 220円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場:岐阜県美術館
住所:〒500-8368岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
TEL:058-271-1313
URL:岐阜県美術館
岐阜県美術館では、開館以来19世紀末フランスの画家オディロン・ルドン(1840-1916)の作品を重点的に収集し、現在250点を超える、世界有数のコレクションを形成しています。
本展示では、ギュスターヴ・フロベールによる小説『聖アントワーヌの誘惑』(1874年)に着想を得た大作である版画集『聖アントワーヌの誘惑』を中心に紹介します。物語が持つイメージを超えた、ルドンの独創性と幻想性あふれる世界をおたのしみください。
聖アントワーヌ(アントニウス)は3~4世紀頃に実在したキリスト教の聖人で、キリスト教修道院制度の創始者とされる。悪魔たちの誘惑の幻覚に責めさいなまれる聖アントワーヌの姿は、初期ルネサンス時代から多くの画家たちの創造を掻き立て、表現されてきた。ルドンははじめ批評家エミール・エヌカン(1858-1888)から、またその5年後にジョリス=カルル・ユイスマンス(1848-1907)からフロベールによる小説『聖アントワーヌの誘惑』の絵画化を勧められる。ルドンは伝統的な物語とは趣を異にする戯曲仕立てのフロベールのこの小説を、独特の幻視によって第一集(1888年)、第二集(1889年)、第三集(1896年)の総点数42点の版画集に作り上げた。生涯に制作した版画のほぼ2割に及ぶ、ルドンにとって重要な版画集のひとつとなった。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。