「野良になる」十和田市現代美術館

「野良になる」十和田市現代美術館

名称:「野良になる」十和田市現代美術館
会期:2024年4月13日(土) – 11月17日(日)
会場:十和田市現代美術館
開館時間:9:00 − 17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
   臨時開館日:4月22・29日、5月6日、7月15・29日、8月5・12日、9月16・23日、 10月14日、11月4日
観覧料:1800 円(常設展込み)。高校生以下無料。
主催:十和田市現代美術館
後援:駐日ブラジル大使館、青森朝日放送、青森テレビ、青森放送、エフエム青森、デーリー東北新聞社、東奥日報社、十和田市教育委員会
企画:外山有茉
住所:〒034-0082青森県十和田市西二番町10-9
TEL:0176-20-1127
URL:十和田市現代美術館

参考図版 丹羽海子《Baby Shoe Series: My Daughter Beluga》2023 年
Courtesy the artist, xyz collective, and Someday, New York
参考図版 丹羽海子《Baby Shoe Series: My Daughter Beluga》2023 年 Courtesy the artist, xyz collective, and Someday, New York

AOMORI GOKAN アートフェス2024
国内外の若手作家4人による、多様な視点から自然を捉えた作品を紹介
近年、世界規模で気候変動への危機感が高まり、人間の自然に対する関係を再考することが求められています。しかし現在私たちが知るこうした「人間」のあり方そのものが、自然を管理すべき他者として収奪してきたものであるならば、そのおなじ「人間」が自然を「救う」ことができるのでしょうか。
本展では近代が生み出した自律した理性的な主体としての「人間」を見直し、その成立過程で排除された存在や思考に目を向けます。私たちの思考を規定するさまざまな二項対立的な枠組みの境界を撹乱しつつ強かに―野生でも飼われるのでもなく野良のように―息づくあり方、物語に出会うことになるでしょう。日本とアメリカにルーツを持ち、トランスジェンダー女性として生きるあり方を彫刻で表現する丹羽海子、10歳の頃に学校教育を離れ、研ぎ澄まされた独学の感性で風景を描く䑓原蓉子、品種改良や養殖といった人間のコントロールと動植物の生が交錯する関係を取り上げ、映像や料理の作品を作る永田康祐、ブラジルに植民地時代以前から伝わる知識をもとに、植物と人間の関係性を問い直す作品を制作するアナイス・カレニンなど、多様な視点から自然を捉えるアーティストの表現を紹介します。
国内外の若手作家の新作を中心に、彫刻、映像、ウールのタペストリー、サウンド、インスタレーション、食など、多岐にわたる表現形式で現代アートを楽しめる展覧会です。

参考図版 丹羽海子 《Metropolis Series: Good Egg Community》2022 年
Courtesy the artist and Someday, New York
撮影:Daniel Terna
参考図版 丹羽海子 《Metropolis Series: Good Egg Community》2022 年 Courtesy the artist and Someday, New York 撮影:Daniel Terna
参考図版 䑓原蓉子 《それじゃわからない》 2022 年
©Yoko Daihara, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo.
撮影:岡野圭
参考図版 䑓原蓉子 《それじゃわからない》 2022 年 ©Yoko Daihara, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo. 撮影:岡野圭
参考図版 䑓原蓉子《ネジ》2022 年
© Yoko Daihara, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo.
撮影:岡野圭
参考図版 䑓原蓉子《ネジ》2022 年 © Yoko Daihara, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo. 撮影:岡野圭
参考図版 永田康祐 《Feasting Wild》 2022 年
撮影:奥祐司
参考図版 永田康祐 《Feasting Wild》 2022 年 撮影:奥祐司
参考図版 永田康祐 《Purée》 2020 年
参考図版 永田康祐 《Purée》 2020 年
参考図版 アナイス・カレニン《植物 祖先》2023 年
撮影:竹久直樹
参考図版 アナイス・カレニン《植物 祖先》2023 年 撮影:竹久直樹

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