「うつわの大中小展 -大きさから、やきものを解剖する-」岐阜県現代陶芸美術館

「うつわの大中小展 -大きさから、やきものを解剖する-」岐阜県現代陶芸美術館

名称:「うつわの大中小展 -大きさから、やきものを解剖する-」岐阜県現代陶芸美術館
会期:2024年3月16日(土)~ 5月26日(日)
休館日:月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料:一般 340円(280円)大学生 220円(160円)高校生以下無料
   *( )内は20名以上の団体料金
   *以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
   身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証
主催:岐阜県現代陶芸美術館
住所:〒507-0801岐阜県多治見市東町4-2-5(セラミックパークMINO内)
TEL:0572-28-3100
URL : 岐阜県現代陶芸美術館

 加藤土師萌《黄地金襴手菊文蓋付大飾壺》1968年【初公開】
加藤土師萌《黄地金襴手菊文蓋付大飾壺》1968年【初公開】

一般に、碗や皿、壺などの器物は、それぞれの用途に応じて、おのずとその大きさが決まっています。例えば、抹茶碗なら掌にすっぽりと収まる寸法、洋食器のミート皿は23~25㎝の径、そして漬物壺はキッチンに収納でき、女性にも扱いやすいサイズといった具合。いずれも、飲食を中心とした慣習などによって定着し、それが今日にまで伝わってきました。
一方で、これらと同様の形状ながら、異なるスケール感を持ったものも存在します。ドールハウスのミニチュア食器や、見栄えよく大きなものが好まれる飾皿・飾壺などが代表例といえるでしょう。
本展覧会は、こうした「うつわ」たちを、「大きさ」という観点からから読み解いていくものです。当館の近現代陶磁器コレクションから、日本で作られた陶磁器による様々な大きさの作品を紹介します。そして令和5年度、新たに収蔵した人間国宝・加藤土師萌による畢生の大作であり、皇居宮殿に収められた《緑地金襴手飾壺(萌葱金襴手菊文蓋付大飾壺)》とほぼ同サイズの姉妹作《黄地金襴手菊文蓋付大飾壺》を最大のうつわとしてお披露目いたします。

五代 西浦圓治《上絵金彩染付四季図大長頸壺》19世紀後期 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H85.8cm
五代 西浦圓治《上絵金彩染付四季図大長頸壺》19世紀後期 岐阜県現代陶芸美術館蔵 H85.8cm
富本憲吉《色絵金銀彩四弁花模様飾壺》1960年 H23.0 
富本憲吉《色絵金銀彩四弁花模様飾壺》1960年 H23.0 
三原研《杉生文鉢》1989年 W45.0
三原研《杉生文鉢》1989年 W45.0

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る