名称:石原友明「SELFIES」「石原友明芸術資源展」京都市立芸術大学
会期:2024年03月20日(水) 〜 2024年03月31日(日)
会場:【SELFIES】7階 大学院制作室 701-708
【石原友明芸術資源展】5階 芸術資源研究センター アーカイビング・ラボ
京都市立芸術大学 C棟
時間:11:00~17:00
料金:無料
住所:〒600-8601 京都府京都市下京区下之町57-1
URL:京都市立芸術大学
現代美術家・石原友明の京都市立芸術大学美術学部油画専攻教授退任記念企画として、2つの展覧会を同時開催します。「SELFIES」では、関西初展示の平面・立体による近作や、重要な過去作を含む7つの作品シリーズを展示。「石原友明芸術資源展では、美術作家石原友明の芸術資源をまとめた本と関連資料の展示を行います。ぜひご高覧ください。
石原友明展|SELFIES
1980年代に写真や絵画、彫刻、インスタレーションを織り交ぜた複合的手法による作品で注目を浴びて以降、石原友明は「セルフポートレート」をはじめとした多様な表現形式を用いて、芸術や知覚に関わる根源的な問題を明らかにしてきました。その作品群は、芸術が芸術として成り立つ原理を検証する手段として評価を受けてきた一方で、現代や未来につながる身体観や「個」の在り方をも鋭く予見・示唆しています。 本展では関西初展示の近作や、重要な過去作を含む7つの作品シリーズを紹介。デジクル革新や社会情勢の混迷が進む現代における「わたし」をテーマに、石原の作品世界に内在する新たな意味を探求します。
(岸本光大/京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA学芸員)
石原友明芸術資源展
美術作家 石原友明についての芸術資源を、二種類の言説をまとめた「二冊の本」と、その他の関連資料を用いて展示します。これらの本は〈作家自身による〉言説をまとめたものと、美術批評家ら〈作家以外の書き手による〉言説をまとめたものです。そこから浮かびあがる「さまざまな相貌をもつ(あるいはもたされた)複数の作者像」は、ポストモダニズム期の美術作家にふさわしいとも言えますが、同時にそこには、書き手ーメディアによって意図的に切り出され複数化されていく「作家」の像を認めることも可能です。彼と彼以外の作者による二冊の本を軸に、芸術資源としての「言説」の意味について考察しながら、作家石原友明の思考とその創造活動への接近を試みます。
(佐藤知久/芸術資源研究センター教授)
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