「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館

「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館

名称:「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
会期:2024年4月20日(土)〜6月23日(日)
会場:岐阜県博物館
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
料金:一般:340円(280円)
   大学生:110円(50円)
   高校生以下:無料
   ※( )内は20名以上の団体料金
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
住所:〒501-3941 岐阜県関市小屋名1989 (岐阜県百年公園内)
TEL:0575-28-3111
URL:岐阜県博物館

 接収刀剣類、いわゆる「赤羽刀」返還からまもなく30年になることから、岐阜県内の赤羽刀を総覧する展覧会を開催します。赤羽刀とは、第二次世界大戦後、日本の武装解除の一環でGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に接収された後、文化財として返却され、全国の公立博物館等に無償譲渡された日本刀です。
 これらの赤羽刀は廃棄前提の保管によって保存状態が悪く、研磨等の整備が必要です。関市は現在も多くの刀剣関係の職人(刀職)が活躍する中世以来の刀剣産地であり、岐阜県博物館の所在地でもあるため、関市は全国最多の赤羽刀を受領し、当館も多くの赤羽刀を所蔵しています。
 本展は、関市・岐阜県博物館の整備済み赤羽刀を主に、美濃鍛冶の始まりである西郡・赤坂鍛冶から最盛期の関鍛冶、さらに幕末の美濃刀まで、約70振りを展示します。また、関市において同じタイトルを冠した連携展覧会を同時開催し、岐阜県博物館を含む市内3会場で、併せて100振りを越える美濃ゆかりの赤羽刀が一望できます。
 古くは室町時代の兵変から先の戦争まで、あまたの戦乱を潜り抜け、多くの先人の努力で伝世された郷土刀の一大コレクション群と出会うまたとない好機となります。ぜひ来場・鑑賞ください。

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