特別展「髙山辰雄展」佐川美術館

特別展「髙山辰雄展」佐川美術館

名称:特別展「髙山辰雄展」佐川美術館
会期:2024年7月13日(土)~2024年9月23日(月・振)
   前期展示:7/13~8/12
   後期展示:8/14~9/23
   ※会期中展示替を実施します
会場:佐川美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
   祝日の場合は翌日
観覧料:【WEB事前予約制】
   一般 1,200円
   高大生 800円
   中学生以下 無料
   ※要保護者同伴
住所:〒524-0102滋賀県守山市水保町北川2891
TEL:077-585-7800
URL:佐川美術館

特別展「髙山辰雄展」佐川美術館
特別展「髙山辰雄展」佐川美術館

日本画家・髙山辰雄(たかやまたつお 1912-2007)は大分に生まれ、中学校卒業と同時に上京し1931年に東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科へ入学します。在学中は松岡映丘の門下生として日々研鑽に励み、1934年の第15回帝展に初出品した《湯泉》が入選する快挙を果たし、1936年に東京美術学校を首席で卒業するなど、画家として順調なスタートを切ります。
戦後まもなくポール・ゴーギャンの伝記を読むことで、その生き方に強く感銘を受けると同時に、ゴーギャンの作風に傾倒するようになり、その後の作品に色濃く表れます。1960年代以降、人間の精神性に触れるような作風や色使いを用いるようになると、人物の表現や色彩の特徴に変化が見られるようになります。特に1970年代以降の作風は、人間の本質を捉えるような様々な人物画が描かれるようになり、1990年代以降、代表作となる《聖家族》の連作に象徴される、極端に色彩を抑えたモノクロームの表現や中国の宋元画を彷彿とさせる作風も見られるようになります。
本展では、画家・髙山辰雄の70年以上に亘る画業の中から、《聖家族》を一つの頂点として、《聖家族》制作に至るまでの人物像を中心に展観します。ひたすら研鑽に励んだ学生時代の作品、ゴーギャンへの傾倒など、髙山の制作における画期となる作品を紹介し、髙山が追い求めてきた日本画の境地を明らかにします。滋賀県では初の開催となる髙山辰雄作品の魅力を紹介します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る