コレクション展「巴里土産 小堀杏奴油彩画展 ~滞欧作を中心に~」世田谷文学館

コレクション展「巴里土産 小堀杏奴油彩画展 ~滞欧作を中心に~」世田谷文学館

名称:コレクション展「巴里土産 小堀杏奴油彩画展 ~滞欧作を中心に~」世田谷文学館
会期:2024年4月20日(土)~9月1日(日)
   ※混雑時入場制限あり
会場:世田谷文学館 1階展示室
開館時間:10:00~18:00
   *展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで
休館日:毎週月曜日
   ただし、4月29日・5月6日・7月15日・8月12日は開館し翌平日に休館
入場料:一般 200円、大学生・高校生 150円、中学生・小学生・65歳以上・障害者手帳提示 100円
主催:世田谷区、公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
後援:世田谷区教育委員会
住所:〒157-0062東京都世田谷区南烏山1-10-10
TEL:03-5374-9111
URL:世田谷文学館

森鷗外の次女として生まれ、『晩年の父』(1936)、『朽葉色のショール』(1971)などで知られる随筆家・小堀杏奴(1909[明治42]~1998[平成10]年)は、幼い頃から絵を描くことを好み、日本洋画壇の重鎮、長原孝太郎と藤島武二のもとで本格的に油彩を学びました。さらに弟の類とともに1932年から33年にかけてパリに暮らし、アカデミー・ランソンに通いながら画業に励みます。 当館では世田谷区梅丘にあった画家の夫・小堀四郎との旧宅、アトリエに保管されてきた若き日の油彩作品とスケッチ類を、書簡などの自筆資料とともにご遺族から寄贈いただき、第21回(1934[昭和9]年)光風会入選作を含む作品の修復を行い、このたび皆様にご覧いただきます。 帰国後、藤島の信頼篤い弟子として杏奴の指導にもあたった小堀四郎と結ばれ、家庭を営むことで杏奴自身の画家としての歩みは半ばとなりましたが、修復を終えた作品では明るく色彩感豊かな画風、伸びやかな筆致がよみがえり、画の師としても杏奴を見守っていた四郎の様子も垣間見られます。また、実家の雛飾りを描いたと見られる油彩からは、森家の雛まつりの様子も伝わります。 さらにフランス滞在中に母・志げ、姉・茉莉らに送った書簡など当館所蔵森鷗外家族資料を通じて、生き生きとした画学生生活、その支えとなった家族への深い思いと絆もご紹介します。

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