幻の画家「有道佐一回顧展」京都市京セラ美術館

幻の画家「有道佐一回顧展」京都市京セラ美術館

名称:幻の画家「有道佐一回顧展」京都市京セラ美術館
会期:2024年8月6日(火)〜8月18日(日)
会場:京都市京セラ美術館
開館時間:10:00~18:00
料金:1,000円(高校生以下無料)
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館

パリの水彩画
パリの水彩画

1936年39才の時にパリでアルベルトジャコメッティに見出され、サロンドチュイルリー会員に推され、3点の絵画を出展。一躍有名になった有道佐一は、帰国後画壇の誘いを断り、故郷で作品制作に没頭しました。佐一の噂を聞き、学者・宗教家・政治家・陸軍・海軍・軍人など、たくさんの方々が訪ねて来られました。油絵をほとんど売ることがなく世に出回らず、幻となった絵画約160点を展示いたします。パリ時代の作品は静謐感の漂うパリの街並みや風景の油絵・水彩画を数多く描いています。故郷の綾部市山家ではこの地の山と川、自然をモチーフにした制作に没頭し、点描画の油絵・日本画、迫力ある筆遣いの水墨画、佐一の想いが伝わる俳画など、新しい境地を拓きました。
今展では、油絵・水彩画・水墨画・俳画と多岐に渡り展示、また、貴重な鹿子木孟郎画伯の弟子時代のスケッチや、佐一が子供の頃に作成した旅行記、佐一の書も展示いたします。
自然と向き合い続けた有道佐一の心境を、作品を通じて感じていただける、皆さまの心に残る回顧展を開催いたします。

色紙 かぶら
色紙 かぶら

ロフィール
有道佐一の顔
佐一は1896年京都、今の綾部市に生まれました。
佐一が18才の時、写生旅行に訪れていた鹿子木
孟郎画伯に 認められ入門し、30才から 10年間、
鹿子木先生の助手及び、 鹿子木画塾と鹿子木
アカデミーの教授 をしていました。
1935年39才の時、1年間、フランス・パリのルーブル
美術学院に 在籍し、パリを中心にドイツ・ベルギー・オランダ等、巡遊して 写生に取り組みました。パリで写生をしている時に、 20世紀の
”アルベルト・ジャコメッティー”にされ、 アンリ・マティスも会員に名をつらねる サロン・デ・チュ イルリーの客員に推され、 同会へ絵画を出展しました。
1936年帰国後、画壇の第一線での活動を拒み、京都・綾部市山家 に戻り、自 然豊かな四季の風景をひたすら描きつづけました。
佐一は、学者・宗教家・政治家・陸軍・海軍・軍人・村人・家族など 多くの人々に囲まれ、人情・ご支援を受け、幸福な人生を送りました。
1983年87才、穏やかなほほ笑みを浮かべて、安らかな眠りに つきました。

四つ切 達磨
四つ切 達磨
四つ切 山里の春
四つ切 山里の春
渓の紅梅 1944 F6
渓の紅梅 1944 F6
春潮 1939 S15
春潮 1939 S15
パリの水彩画
パリの水彩画

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