名称:コレクション企画展「-没後100年-富岡鉄斎 鉄斎と文人書画の優品」山梨県立美術館
会期:2024年7月20日(土)~2024年8月25日(日)
会場:山梨県立美術館
展示室:特別展示室
時間:9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
※ただし8月12日は開館
観覧料:コレクション展観覧料で観覧できます
一般 520円(420円)
大学生 220円(170円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
※障害者手帳を持参の方、およびその介護をされる方は無料
住所:〒400-0065山梨県甲府市貢川1-4-27
TEL:055-228-3322
URL:山梨県立美術館
本年は、“最後の文人”と称される富岡鉄斎(とみおかてっさい 1836~1924)が、大正13(1924)年に没して100年にあたります。鉄斎は、山梨の豪商「十一屋」野口家との親交が深く、明治8(1875)年には、甲府柳町の野口邸を拠点に生涯で唯一の富士登山を行いました。登頂から間もない時期に野口家の当主、正忠(号、柿邨)のため描いた《富士山巓麓略図(ふじさんてんろくりゃくず)》は、鉄斎の富士山画の中でも初期の代表作とされています。その他にも、数多くの作品を野口家のために描き、現在、野口コレクションとして山梨県立美術館へ寄贈、または寄託されています。
一方、野口家は、文人画(南画)家の作品を収集し、現在も数多くが伝えられています。与謝蕪村、谷文晁、椿椿山ら大家の作品をはじめ、正忠がパトロンとして交流した日根対山、対山とネットワークにあった岡田米山人と子の半江、貫名海屋、中西耕石ら、そして野口家へ嫁ぎ、後に近代を代表する南画家となった野口小蘋など、江戸後期から近代にいたる文人画(南画)を概観することができます。さらに同コレクションには、野口家と交流のあった文人たちの書の優品も伝わっています。
本展では、これら野口コレクションにあわせて、当館の収蔵する山梨ゆかりの近代南画を紹介することで、鉄斎をはじめとする豊かな文人の世界を堪能していただきます。
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