「八尾を掘る 令和の発掘成果展」八尾市立歴史民俗資料館

「八尾を掘る 令和の発掘成果展」八尾市立歴史民俗資料館

名称:「八尾を掘る 令和の発掘成果展」八尾市立歴史民俗資料館
会期:2024年7月20日(土)〜2024年9月23日(月)
会場:八尾市立歴史民俗資料館
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:火曜日
   8月14日・9月18日は休館
入場料:一般 220円、大学生・高校生 110円
住所:〒581-0862大阪府八尾市千塚3-180-1
TEL:072-941-3601
URL:八尾市立歴史民俗資料館

八尾市観光・文化財課との連携事業として、令和になって行われた郡川遺跡第32・33次調査、久宝寺遺跡第94次調査の発掘成果を紹介します。
郡川遺跡では、祭祀に関わる可能性が考えられる土器集積や 15基の墳墓、竪穴住居、井戸、水田など、弥生時代中期〜古墳時代前期に生駒山地西麓部で営まれたムラの構造や性格を知るうえで重要な遺構・遺物がみつかりました。弥生土器の中には、 S字状の浮文を貼り付けた壺や、ワイングラスのような形をした台付鉢など、他地域から持ち込まれた可能性の高いものが多く出土しています。
久宝寺遺跡では、平安時代の井戸跡から石製帯飾り具[鉈尾(だび)]、越州窯青磁碗、銭貨[隆平永寶(りゅうへいえいほう)]をはじめ、完形の土師器、黒色土器、灰釉(かいゆう)陶器などが出土しました。そのうち1点の土師器には、古代寺院の存在をおもわせる「寺」の墨書がみられます。また、同時期の土器棺墓(どきかんぽ)が確認されました。
本展をとおして新しく発見された八尾市の文化財にふれていただく好機となれば幸いです。

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