ZEROSY + snipe1 「WE PAINT YOU SLEEP」OVERGROUND

ZEROSY + snipe1 「WE PAINT YOU SLEEP」OVERGROUND

名称:ZEROSY + snipe1 「WE PAINT YOU SLEEP」OVERGROUND
会期:2024年8月22日(木)〜2024年9月29日(日)
会場:OVERGROUND
開館時間:13:00 〜 19:00
休館日:火曜日、水曜日
オープニングパーティー:2024年8月22日(木) 18:00 から 21:00 まで
入場料:無料
住所:〒812-0017 福岡県福岡市博多区美野島1-17-5 寿ビル2F
URL:OVERGROUND

ん~~~~ん。お盆を過ぎて暑さが和らいできたなぁ~~ポワワワワワワワ っと思ったあなた。大間違いです。ここ福岡。アートスペースOVERGROUNDにて、日本、いや世界的グラフィティ界の異端児ふたりが、絶対的そして歴史的に必ず語り継がれるであろうDUO SHOWを開催致します。
福岡出身のZEROSYと東京出身のSNIPE1。西と東では相反することが常套的な日本のグラフィティ業界。だが本来ならば、情報交換やローカルのスタイルを共有、ブラックブックを出し合い、互いに影響を与え合うのが普通なのだが、ここまで阿吽の呼吸でセッションができるふたりは側から見ると珍しいとしか言いようがない。そんな、これまでとは違う東西の流れがふたりの間に生じていることも申しておく。
作品群を観てもらえればすぐに言わんとすることは理解できるだろう。これまでにないMIXTUREとも言うべき、グラフィティとアートの細い境界線上に着地を試みる作品の数々を連打しており、観るものに対してメッセージ、いや暗号とも言うべき深い本質が見え隠れしていることも確かな一面である。一つ一つの絵に対してのディスクリプションを今回はあえて避け、作品群を観察する者への読み取る力を試す場であることも、今回のふたりのコンセプト、いや我々傍観者たちに示された課題とも読み取れるのかもしれない。
彼らは90年代初期に東京の代々木公園で会って以来、全く会っていなかったと言う。しかしSNIPE1が、高山明氏が主催する「ワーグナープロジェクト」にて大分に見参。その後、福岡、広島、岡山、大阪、静岡を転々とし東京に戻るまで各都市でグラフ行脚を決行した際、福岡でZEROSYとの再会を果たすこととなった。単純なことだ、ずっと互いに着々と経験を積んでやってきていたのである。
そして、その後も交流が続き、この展示会まで発展していく運びとなったという。
Galleryに入ればすぐに、その熱量は全ての五感から感じ取れる。そう、暑さが和らいだのは気温だけで、もっとも暑い夏はここ福岡で今も繰り広げられてることを目の当たりにすることだろう。永遠に終わらない夏とでも言わんばかりに。
SNIPE1は言う。
半世紀近くを生き抜いたふたりの生き様にもし魅了されたなら。
「ぜひ証人の一人となり後世またはご親族やご友人たちに伝承して欲しい。また会期中、貴重な時間を割いて観に来てくれた皆様に、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたい」
By OKOBOKIM

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「英国ロンドン派」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
  2. 開館30周年記念「生誕100年記念 深沢幸雄展」佐倉市立美術館
  3. 「はしもとみお展 ―時を刻むいきものたち― 」神戸ゆかりの美術館
ページ上部へ戻る