特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館

特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館

名称:特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館
会期:2024年10月19日(土)〜11月24日(日)
会場:愛媛県歴史文化博物館
開館時間:午前9時~17時30分(最終入館は17時)
料金:特別展観覧料 大人(高校生以上) 600円[480円] 65歳以上 300円[250円] 小・中学生 300円[250円]
   共通観覧券(特別展+常設展) 大人(高校生以上)900円[700円] 65歳以上 450円[350円] 小・中学生 300円[250円]
   ※[ ]内は20名以上の団体料金
   ※ 未就学児は無料
休館日:10月21日(月)・10月28日(月)・11月5日(火)・11月11日(月)・11月18日(月)
住所:〒797-8511愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
TEL:0894-62-6222
URL:愛媛県歴史文化博物館

特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館
特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館

 江戸幕府は、全国の諸大名に命じて一国ごとの国絵図を作製し、その内容が古くなると改訂を重ねました。幕府が収納した国絵図は、最後に作られた天保国絵図を除くとほとんど残っていませんが、国元の大名が幕府に提出した控えや写しとして国絵図が伝わる例も少なからずあります。
 当館が収蔵する正保伊予国絵図もそうした一枚で、松山藩が正保国絵図を作製した際に控図として手元に保管していたものと考えられます。絵図は折り目部分の負荷が大きく、2つに分断していたほか、紙の継ぎ目部分の糊がはがれ、全体にカビや激しいシワも生じており、安全に展示ができない状態となっていました。そこで令和4~5年度の2年間をかけて、住友財団の一部助成を受けて、修理工房 宰匠 株式会社に委託して修復を行い、正保伊予国絵図は甦りました。
 本展では、国絵図の中でも最大級の大きさとされる縦7m48㎝、横7m50㎝の正保伊予国絵図を初公開します。最先端の技術による修復の過程を紹介するとともに、展示と合わせて公開される高精細画像を用いて、街道・海路などの交通情報や古城・名所旧跡などの絵図の描写に注目し、江戸時代前期の伊予の姿を探ります。また、幕府巡見使への対応として提出された寛永国絵図をはじめ、元禄、天保の各時期の国絵図についてもあわせて展示します。
 展覧会を通じて、幕府の権威の象徴ともいえる国絵図の巨大さとともに、現在の地図とは異なる国絵図独特の表現をお楽しみください。
 会期中開催の館内スタンプラリーに参加し、全てのスタンプを集めた方に特別展限定オリジナルクリアファイルをプレゼント。

特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館
特別展「開館30周年記念 国絵図の世界 ~甦る正保伊予国絵図~」愛媛県歴史文化博物館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「ヴェネツィアガラスの巨匠展 -世界を魅了する至高の芸術-」北一ヴェネツィア美術館
  2. 「大きい絵」和歌山市立博物館
  3. 「あ³ 複製される感性」入江泰吉記念奈良市写真美術館
ページ上部へ戻る