2024年度 共生の芸術祭「いま、なにしてる?」京都市京セラ美術館

2024年度 共生の芸術祭「いま、なにしてる?」京都市京セラ美術館

名称:2024年度 共生の芸術祭「いま、なにしてる?」京都市京セラ美術館
会期:2024年12月12日(木)〜2024年12月22日(日)
会場:京都市京セラ美術館
開館時間:10:00 〜 18:00
   最終日は16:00まで
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館

時計の針はいつも「今」を指し、その前後には過去と未来があります。時計の針が、ぐるりと回って戻ってきたとしても、そこに1つとして同じ「今」はなく、私たちは常に新しい「今」と出会い続けています。
本展覧会で紹介する9名の作家もあなたも私も、「今」と出会い、そこで何かをしています。例えば、今あなたはこの文章を読んでいて、私はこの文章を書いています。大江正彦は黄色の絵の具をパレットにたっぷりと出しているところかもしれません。大八木恒之は日当たりの良い自室でオイルパステルを塗り重ねているかもしれないし、ほんままいは移動中のバスから鳥を眺めて次回作の構想を練っているかもしれません。森田博康は服を破り明日の準備をしているかもしれないし、東本憲子はプチプチに色鮮やかな点を落とし、木村康一は新たな妖怪を生み出すために粘土を握っているかもしれません。長嶋柊は丁寧な日記を描き終え、富塚純光は新しい物語を語り始め、清水貴久は人知れず手描きの値札シールをこっそりとなにかに貼り付けているかもしれません。
こうして想像を膨らませていくと、世界中すべての人が「今」と出会い続けているということに辿りつきます。その想像は途方もないものではありますが、小さな想いを育んでいくこと、それは同じ世界を共に生きていくことへの希望のようなものではないかと考えています。
アーティスト
大江正彦、大八木恒之、木村康一、清水貴久、富塚純光、長嶋柊、東本憲子、ほんままい、森田博康

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