令和6年度早春展「細川家の日本陶磁―河井寬次郎と茶道具コレクション―」永青文庫

令和6年度早春展「細川家の日本陶磁―河井寬次郎と茶道具コレクション―」永青文庫

名称:令和6年度早春展「細川家の日本陶磁―河井寬次郎と茶道具コレクション―」永青文庫
会期:2025年4月26日(土)~2025年6月22日(日)
会場:永青文庫
時間:10:00~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:月曜日、5月7日
    ※ただし5月5日は開館
観覧料:一般 1,000円
    シニア(70歳以上) 800円
    大学・高校生 500円
    ※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
住所:〒112-0015東京都文京区目白台1-1-1
TEL:03-3941-0850
URL:永青文庫

河井寬次郎「草花文花缾」大正10年(1921)
河井寬次郎「草花文花缾」大正10年(1921)

熊本藩主であった細川家には、日本の陶磁作品が数多く伝えられています。特に、茶の湯を愛好した細川家では、茶壺・茶入・茶碗などの「茶陶」が残されました。熊本藩の御用窯であった八代焼(高田焼・平山焼)でも茶道具が多く作られています。八代焼は、素地と異なる色の陶土を埋め込む象嵌技法が特徴で、幕府の使者への進物などに重用されました。
また、永青文庫の設立者である16代の細川護立(ほそかわもりたつ、1883~1970)は、同時代の工芸作家との交流が深く、大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寬次郎(かわいかんじろう、1890~1966)の支援も行いました。寬次郎は、初期に中国の古陶磁をもとにした作品で注目され、後に「民藝運動」の中心人物となり、作風が大きく変化しました。
本展では、河井寬次郎の作品30点あまりによって作風の変遷をたどるほか、茶道具・八代焼に注目します。河井寬次郎や八代焼を紹介するのは約20年ぶりです。また特別展示として細川護熙(もりひろ)・護光(もりみつ)の作品を紹介します。この機会に細川家の日本陶磁コレクションの多彩な魅力をご覧ください。

河井寬次郎「紫紅鉢」昭和5~6年(1930〜31)頃
河井寬次郎「紫紅鉢」昭和5~6年(1930〜31)頃
河井寬次郎「黒釉三色打薬碗」昭和30〜40年(1955〜65)頃
河井寬次郎「黒釉三色打薬碗」昭和30〜40年(1955〜65)頃
重要美術品「瀬戸肩衝茶入 出雲肩衝」桃山時代(16~17世紀)
重要美術品「瀬戸肩衝茶入 出雲肩衝」桃山時代(16~17世紀)
重要美術品「瀬戸肩衝茶入 銘 塞」江戸時代(17世紀)
重要美術品「瀬戸肩衝茶入 銘 塞」江戸時代(17世紀)
重要美術品 伝 長次郎「黒楽茶碗 銘 おとごぜ」桃山時代(16世紀)
重要美術品 伝 長次郎「黒楽茶碗 銘 おとごぜ」桃山時代(16世紀)
八代焼「象嵌牡丹文茶碗」江戸時代(17世紀)
八代焼「象嵌牡丹文茶碗」江戸時代(17世紀)
八代焼「白磁象嵌藤花文茶碗」江戸時代(19世紀)
八代焼「白磁象嵌藤花文茶碗」江戸時代(19世紀)
河井寬次郎「三彩車馭文煙草筒」大正11年(1922)
河井寬次郎「三彩車馭文煙草筒」大正11年(1922)

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