名称:企画展示「時代を映す錦絵ー浮世絵師が描いた幕末・明治ー」国立歴史民俗博物館
会期:2025年3月25日(火)~2025年5月6日(火・振)
会場:国立歴史民俗博物館
展示室:企画展示室A・B
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
開館日、開館時間を変更する場合があります
休館日:月曜日
月曜日が休日にあたる場合は開館し、翌日休館
観覧料:一般 1,000円(800円)
大学生500円(400円)
※( )は20名以上の団体料金です
※総合展示も合わせて観覧できます
※高校生以下は入館無料です
※高校生及び大学生の方は、学生証等を要提示
(専門学校生など高校生及び大学生に相当する生徒、学生も同様です)
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館が無料です
※半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場できます
また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります
住所:〒285-8502千葉県佐倉市城内町117
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:国立歴史民俗博物館
江戸時代後期に成立した多色摺浮世絵版画である錦絵は、役者絵や美人画、名所絵などで高度な表現を成し遂げ、日本美術を代表するものとして世界的に認知されています。一方、錦絵は江戸市中に無数に存在する絵双紙屋を通して販売されるという流通形態も与って、世の中の出来事や流行を伝えるメディアとしての役割も果たしました。
このメディアとしての性格は江戸時代末期に急速に強まっていきます。とくに天保の改革を機に風刺画のジャンルが成立してからは、世相を題材とした錦絵の中には、役者絵や美人画など既成のジャ ンルをしのぐヒット作も出てきます。
本展では、江戸時代末期から明治初期にかけての、戊辰戦争などの戦争や動乱、大地震、疫病の流行、多くの人々を集めた寺社の開帳や見世物、あるいは人々を熱狂させた流行現象など、激動する時代の 諸相を描いた錦絵を、その歴史資料的側面に光を当てて展示します。
江戸時代中・後期に行われた出版統制令は、幕府や大名家に関する話題や政治的出来事を主題にしたものを出版することを禁じていたので、規制をかいくぐるための表現も多彩に発展します。世相を題材とした錦絵を時代順や画題ごとに展示するだけでなく、既存の画題を隠れ蓑としながら、いかに人々に情報を伝えたのかについても紹介します。
展示プロジェクト委員
■展示代表:大久保 純一(国立歴史民俗博物館 研究部情報資料研究系 教授)
東京大学文学部第二類(史学)美術史学専修課程(1982年卒業)、
東京大学大学院人文科学研究科美術史学専攻修士課程(1984年修了)
2008年に、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館 研究部 教授。
同年に、総合研究大学院大学 文化科学研究科日本歴史研究専攻 教授 併任。
専門分野は、日本近世絵画史。
展示プロジェクト委員 ※五十音順(○副代表)
天野 真志 (研究部 准教授)
川村 清志 (研究部 准教授)
工藤 航平 (研究部 准教授)〇
山田 慎也 (研究部 教授)
鷲頭 桂 (研究部 准教授)
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