名称:「共鳴、あるいは不協和音 新潟市美術館と新津美術館の両館所蔵品による」 新潟市新津美術館
会期:2025年1月18日(土曜)から3月9日(日曜)
会場:新潟市新津美術館
休館日:月曜日(ただし2月24日、3月3日は開館)
開館時間:午前10時から午後5時(券売は午後4時30分まで)
観覧料:一般500(400)円、大学・高校生300(240)円、中学生以下無料
※大学・高校生料金は学生証をご提示ください
※( )内表記は有料20名以上の団体料金
※障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料(手帳をご提示ください)
障がい者、教育・保育活動などの観覧料の免除について
主催:新潟市新津美術館
住所:〒956-0846新潟県新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1
TEL:0250-25-1300
URL:新潟市新津美術館
1945(昭和20)年、戦争が終結したにもかかわらず、シベリアを始めとする旧ソ連やモンゴルの酷寒の地において、乏しい食糧と劣悪な生活環境の中で過酷な強制労働に従事させられた戦後強制抑留者(シベリア抑留者)は約60万人にものぼるといわれます。そのうちおよそ6万人が、故郷に帰ることなく命を落としました。
漫画家・おざわゆき氏の父親である小澤昌一氏も、シベリア抑留を耐え抜いた一人でした。学生時代に聞いた父の抑留体験は「どんな戦争関連の記録よりも異質」であると衝撃を受けたおざわ氏は、「マンガにしたい」と強く思います。そして後年、『凍りの掌』の執筆を始めたのです。完成した同人誌『凍りの掌』は後に単行本化を果たし、2012 (平成24) 年に第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を、2015年に母親の空襲体験をもとにした『あとかたの街』とともに第44回日本漫画家協会大賞を受賞。2019(令和元)年にはドラマ化も果たしました。
本企画展では、2008(平成20)年から2年半の歳月をかけて完結した同人誌『凍りの掌』の直筆原稿を展示し、先の見えない絶望の抑留生活、その中で必死に生き延びようとした人々の姿を紹介します。
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