2025年初春 所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」箱根ガラスの森美術館

2025年初春 所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」箱根ガラスの森美術館

名称:2025年初春 所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスとカーニバルの世界」箱根ガラスの森美術館
会期:2025年1月25日(土)〜4月13日(日) 
会場:箱根ガラスの森美術館
観覧料金:一般1,800円ほか
休館日:会期中無休
住所:〒250-0631神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
URL:箱根ガラスの森美術館

ガラスの人形「コメディア・デラルテ」20世紀 ヴェネチア
ガラスの人形「コメディア・デラルテ」20世紀 ヴェネチア

毎年2月頃に世界各国でカーニバルが盛大に行われる。カーニバルは「カルネ・レヴァーレ(肉よ、さらば)」が語源とされ、敬虔なキリスト教徒たちが行う冬の慣習の1つであった。今では宗教的な意味合いが薄れ、古くからある地域の祭りや伝統などの要素も加わり、各地で特徴のある祭典となっている。とりわけヴェネチアでは、趣向を凝らした衣装と仮面で仮装することが大きな特徴で、世界三大カーニバルの1つとして、世界中の人々から愛されている。中世から変わらぬ街並みと仮装した人々が作り出す景色は、私たちを幻想的な世界へと誘ってくれる。
ヴェネチアでカーニバルが最も盛り上がったのは18世紀。期間中、人々は心ゆくまで食事を楽しみ、昼間は街なかで仮面をつけた役者たちが演じる喜劇を観たり、辺りが夕闇に包まれる頃には賭博場や舞踏会へ出かけたり、また仮装をして「自分ではない誰か」になり非日常を満喫し、カーニバルを楽しんでいた。
本展では、ヴェネチアのカーニバルをテーマに厳選したヴェネチアン・グラスを展示。宴を華やかに彩る装飾グラスやコンポート、今にも動き出しそうな躍動感溢れるガラスの人形のほか、現代のカーニバルを撮影した写真家 坪谷隆氏の写真作品も合わせて紹介。ガラス職人たちの造形技術の高さが詰まったガラス芸術作品とともに、古き良き時代から現代へと続くカーニバルの世界を楽しめる。

ドルフィン形脚ワイングラス 20世紀 ヴェネチア
ドルフィン形脚ワイングラス 20世紀 ヴェネチア

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