
名称:特別展「戦後京都の前衛日本画(仮称)」京都市京セラ美術館
会期:2026年2月7日(土)~2026年5月6日(水・振)
前期:2月7日(土)~3月1日(日)
中期:3月3日(火)~4月5日(日)
後期:4月7日(火)~5月6日(水祝)
会場:京都市京セラ美術館
展示室:東⼭キューブ
時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
祝日の場合は開館
観覧料:未定
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館
京都は、近代日本画を牽引する文化的中心地のひとつとして発展し、多くの優れた日本画家の輩出の基盤となってきました。しかし戦後になると、旧体制の反省の風潮のなかで、伝統⽂化としての日本画への批判の声が高まり、既存の権威や制度への反発からも「日本画を滅ぼすべし」という主張も見られるようにもなり、日本画に逆風が吹きます。
そうしたなか、京都画壇では日本画の枠組みを見つめ直し、継承/革新を模索して前へ進もうとする「前衛日本画」の運動が1940年代以降に活発化していくこととなりました。戦後を担う気鋭の若手画家たちがその中心となり、同志が集まり意欲的な美術団体が結成されます。京都という日本画制作の中心地にいたからこそ、旧態依然とした本画を見近に批判することができ、日本画の将来を創造する底力を見せることができたといえます。京都市立絵画専門学校、のちの京都市立美術大学もまた、同世代の日本画家たちをつなぐ場となり、前衛運動の基盤となりました。
本展では、戦後京都画壇の注⽬すべき前衛運動として、創造美術、パンリアル美術協会、ケラ美術協会の3つの団体を中⼼にして紹介し、日本画の系譜がいかにして現代へつながったのかを振り返ります。
主な出展作家:徳岡神泉、堂本印象、上村松篁、秋野不矩、三上誠、下村良之介 など30人以上

コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。