「Meta Perspective」四季彩舎

「Meta Perspective」四季彩舎

名称:「Meta Perspective」四季彩舎
会期:2025年3月22日(土)〜2025年4月5日(土)
会場:四季彩舎
開館時間:12:00 〜 18:00
休館日:日曜日、月曜日、祝日
入場料:無料
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋2-11-9 西堀11番地ビル 2F
TEL:03-3535-2131
URL:四季彩舎

四季彩舎では、日本画を出発点としながらも、その枠を超えた表現を探求する3人のアーティストによる展覧会 「Meta Perspective」 を開催いたします。
本展では、絵画というメディウムの本質を問い直し、新たな視点から再構築された作品が並びます。
大嶋直哉は、写真を印刷し切り取ったものを再構成し、それを絵画として提示する手法を用います。実存と虚像の境界が曖昧になり、視覚情報が溢れる現代において、描くことの実感をどのように獲得するかを模索し、フィクションとしての絵画を通じて逆説的にリアルな感覚を呼び起こします。
角谷紀章は、スマートフォンで撮影したスナップ写真をもとに作品を制作します。写真は彼にとって日常の記録であり、存在の証明でもあります。すりガラスやカーテン越しの風景を思わせるぼやけた表現は、見る者の記憶を呼び覚まし、多様な解釈を可能にします。日本美術の精神性を内包しながらも、現代的な感性によって新たな絵画の在り方を提示します。
菊池玲生は、絵画が繰り返し「死と再生」を遂げてきた歴史の中で、現代における絵画の意義を探ります。AIがメディアを生み出す時代において、彼の作品は「私たちはどのようにイメージを見ているのか?」という認識論的な問いを投げかけ、鑑賞者と絵画の関係性を有機的に結び直そうと試みます。
本展「Meta Perspective」 は、「日本画」の枠組みを超え、各人が異なるメディウムを用いながらも、なお絵画であることに向き合う3人の視点を交差させます。絵画とは何か、そしてどのように見るのか——その問いを共有する場となれば幸いです。

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