「幻視の小宇宙-現代漆藝家4人の燐光-」セイコーハウス銀座ホール

青木千絵 「BODY 21-6 ―空虚の影―」 43×60×高さ150㎝ 漆黒の深い艶と乾漆ならではの穏やかな丸みを生かした作品制作を行っています。 また、人体をリアルサイズで制作することにこだわってきました。 自分の中にある「底知れず得体の知れないもの」を探り、それに形を与えたいという思いで日々模索しています。

名称:「幻視の小宇宙-現代漆藝家4人の燐光-」セイコーハウス銀座ホール
会期:2022年12月1日(木) ~ 2022年12月11日(日)
開館時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

古来より日本の工藝文化を代表する分野である漆藝の世界。
漆による造形物は、時には愛でられ、時には日々の暮らしを豊かに彩るものとして、現代においても多くの人々から愛され続けています。
今回、漆という同じ素材を使いながらも、各々の造形思考に基づいた自己の表現を探求している気鋭の漆藝家4人による展覧会を開催いたします。
漆の深い艶と乾漆技法ならではのまろやかなフォルムを生かして、デフォルメされた等身大の人体を制作し、人の内なる精神世界を表現している青木千絵さん。
技巧と美しさの融合を信条に、自身のご家族が慈しみ育てた漆を用いて、蒔絵と螺鈿が織りなす精緻で深遠なる色彩表現に挑戦する浅井康宏さん。
樋渡賢さんは、どこまでも繊細に描き、研ぎ上げることを信条に、蒔ぼかしやさりげない間の取り方など、現代の蒔絵技法のありようを問い続けています。
そして、吉野貴将さんは、森羅万象の命の声に耳を傾け、漆の持つ魅力と伝統の中に、新しい偶像表現を追求しています。
四者四様のアプローチを試みながら、漆藝文化を受け継ぎ、そして「人に伝えることの大切さ」を共通のテーマとしています。
燐光のような青白き光を放ちながら、漆黒の天空に仄かに浮かび上がる小宇宙のごとく、微かに、でも確固たる意志を抱いて、漆藝の未来を照らし出してくれるような会となるでしょう。

青木千絵 「BODY 21-6 ―空虚の影―」 43×60×高さ150㎝ 漆黒の深い艶と乾漆ならではの穏やかな丸みを生かした作品制作を行っています。 また、人体をリアルサイズで制作することにこだわってきました。 自分の中にある「底知れず得体の知れないもの」を探り、それに形を与えたいという思いで日々模索しています。
青木千絵 「BODY 21-6 ―空虚の影―」 43×60×高さ150㎝
漆黒の深い艶と乾漆ならではの穏やかな丸みを生かした作品制作を行っています。 また、人体をリアルサイズで制作することにこだわってきました。 自分の中にある「底知れず得体の知れないもの」を探り、それに形を与えたいという思いで日々模索しています。

青木 千絵
1981年岐阜県に生まれる
2010年金沢美術工芸大学大学院 博士後期課程 美術工芸研究科 工芸研究領域 漆・木工コース 修了
2017年「Hard Bodies: Contemporary Japanese Lacquer Sculpture」 Minneapolis Institute of Arts
   「美術の中のかたち―手で見る造形 青木千絵展 漆黒の身体」 兵庫県立美術館
2019年「第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ」 金沢21世紀美術館
   金沢・世界工芸コンペティション 優秀賞
   「HUBEI INTERNATIONAL TRIENNALE OF LACQUER ART 2019」 湖北美術館
2021年「融体化する身体」現代美術 艸居
   「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021」勝興寺
   特別展「フェミニズムズ/FEMINIZMS」 金沢21世紀美術館
2022年「アーツトワダ10周年記念展インター+プレイ」 十和田市現代美術館
   「ジャンルレス工芸展」 国立工芸館
   「六本木クロッシング2022展(仮題)」 森美術館
現在石川県にて制作

浅井康宏 「燐光丸箱」 径6.6×高さ6.8㎝  今回のグループ展にあたって、個人的なテーマを考えたときに、展覧会のタイトルの中の「燐光」という言葉をキーワードにしました。 蒔絵の金色、螺鈿の青、漆の漆黒、不変の光の中に現代に生きる力を見出せるように思います。
浅井康宏 「燐光丸箱」 径6.6×高さ6.8㎝
今回のグループ展にあたって、個人的なテーマを考えたときに、展覧会のタイトルの中の「燐光」という言葉をキーワードにしました。 蒔絵の金色、螺鈿の青、漆の漆黒、不変の光の中に現代に生きる力を見出せるように思います。

浅井 康宏
1983年鳥取県に生まれる
2004年国立高岡短期大学 産業造形学科 漆工芸コース卒業
2005年室瀬和美(蒔絵の重要無形文化財保持者)に師事
受賞歴
2012年第59回 日本伝統工芸展 「日本工芸会新人賞」
2018年エネルギア文化・スポーツ財団 エネルギア美術賞 他多数受賞
コレクション
John C.Weber Collection
L.U.CEUM Collection,Chopard Manufactute,Fleurier,Switzerland

吉野貴将 「乾漆偶像 羽化登仙〜兜虫〜」 50×40×高さ140㎝  あらゆる命の存在に心を傾け、そこに感じた学びや感動を享受し、紡ぎだされた物語を偶像表現する。それが私の制作テーマです。そして、漆の持つ魅力と伝統の中に、私の信じる新しい偶像表現の可能性を追求しています。
吉野貴将 「乾漆偶像 羽化登仙〜兜虫〜」 50×40×高さ140㎝ あらゆる命の存在に心を傾け、そこに感じた学びや感動を享受し、紡ぎだされた物語を偶像表現する。それが私の制作テーマです。そして、漆の持つ魅力と伝統の中に、私の信じる新しい偶像表現の可能性を追求しています。

吉野 貴将
1976年東京都に生まれる
2008年東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻工芸研究領域漆芸分野
博士後期課程修了 学位博士号(美術)取得
2004年個展(ギャルリ・プス/銀座)(05・08・12年)
2011年個展(日本橋三越本店6階美術サロン/日本橋)(14・17・20年)
2014年東美アートフェア(東京美術倶楽部/西浦緑水堂)(15・18・19・21年)
2018年漆芸の現在形(銀座和光本館6階和光ホール/東京)

樋渡 賢 「羽根蒔絵茶器」 径7.2×高さ6㎝  蒔絵による表現は、日々の技術修練により漸く実現する。 それをもって簡潔高調なる作物に発揮し、深遠なる趣味を含有させる。 この漆、蒔絵という貴い素材技法をもって、自然のあらゆるものを自覚感得し、ともすれば忘れてしまいそうな心の故郷を具現化するため、温故知新、丁寧な仕事、日本漆藝の伝統を追求している。
樋渡 賢 「羽根蒔絵茶器」 径7.2×高さ6㎝
蒔絵による表現は、日々の技術修練により漸く実現する。 それをもって簡潔高調なる作物に発揮し、深遠なる趣味を含有させる。 この漆、蒔絵という貴い素材技法をもって、自然のあらゆるものを自覚感得し、ともすれば忘れてしまいそうな心の故郷を具現化するため、温故知新、丁寧な仕事、日本漆藝の伝統を追求している。

樋渡 賢
1977年秋田県に生まれる
1997年西塚栄治に師事
2000年石川県立輪島漆芸技術研修所 蒔絵科卒業
2002年~目白漆芸文化財研究所勤務

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