「語り継がれる寓話と神話 ー川上澄生作品を中心にー」鹿沼市立川上澄生美術館

「語り継がれる寓話と神話 ー川上澄生作品を中心にー」鹿沼市立川上澄生美術館

名称:「語り継がれる寓話と神話 ー川上澄生作品を中心にー」鹿沼市立川上澄生美術館
会期:2025年4月12日(土)~8月31日(日)
会場:鹿沼市立川上澄生美術館 2階展示ホール
開館時間::午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(5/5、7/21、8/11は開館)、
    4/30(水)、5/7(水)、6/24(火)、7/22(火)、8/12(火)
入館料:一般300円(200円)、高校・大学生200円(100円)、小・中学生100円(50円)
     ( )内は20名以上の団体料金、「東武沿線美術館連携事業」共通券割引料金
    毎週土曜日は小・中学生無料
    毎月第3日曜日は鹿沼市内の小・中学生と同伴のご家族は無料
    障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
    6/15(日)は栃木県民の日のため無料
    8/31(日)は洋燈忌記念(9/1の川上澄生の命日)のため無料
住所:〒322-0031栃木県鹿沼市睦町287-14
TEL:0289-62-8272
URL:鹿沼市立川上澄生美術館

 古代ギリシャに起源を持つイソップ寓話は、ヨーロッパを中心に普及しました。17世紀には、フランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌがイソップをはじめ東西の寓話を基にした『寓話』を制作し、擬人化された動物によって人生の教訓を伝えるその物語は現在もフランスで親しまれています。日本には16世紀後半、イエズス会の宣教師により伝来し、江戸時代には各種の国字本『伊曽保物語』が出版されました。明治時代には英語からの翻訳本が出版され、教材として使用されるなど広く普及しました。
 ギリシャ・ローマ神話や、キリスト教の聖典である聖書の物語もまた、西洋の美術や文学の代表的な主題として継承されてきました。
 川上澄生(1895-1972)にとっても、これらの物語は重要なモチーフのひとつです。絵本や一枚摺りの作品でイソップ寓話を描いたほか、ギリシャ神話の神々や精霊をモチーフに、女性に対する憧れの気持ちを表現しています。聖書についても物語の一場面や聖母子を描いた作品を数多く制作しています。
 本展では、19世紀に出版されたラ・フォンテーヌの『寓話』やイソップ寓話、明治時代のイソップ寓話の翻訳本など貴重な資料を交え、寓話と神話をモチーフにした川上澄生作品を紹介し、古代から現代まで語り継がれる物語の魅力に迫ります。

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