「《朝夕安居》大解剖! ~清方えがく、夏の暮らし~」鎌倉市鏑木清方記念美術館

「《朝夕安居》大解剖! ~清方えがく、夏の暮らし~」鎌倉市鏑木清方記念美術館

名称:「《朝夕安居》大解剖! ~清方えがく、夏の暮らし~」鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期:2025年7月5日(土)〜2025年8月24日(日)
会場:鎌倉市鏑木清方記念美術館
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   7月21日、8月11日は開館
   7月22日、8月12日は休館
入場料:一般 300円、中学生・小学生 150円
住所:〒248-0005神奈川県 鎌倉市雪ノ下1-5-25
TEL:0467-23-6405
URL:鎌倉市鏑木清方記念美術館

《朝夕安居》(昼) 昭和23年(1948) 当館蔵

《朝夕安居》は、鏑木清方が戦後に手がけた名作のひとつです。明治20年代の東京・築地付近から八丁堀界隈までの情景を、朝、昼、夕の三つの場面に分けて描いています。
芸人が住む長屋の賑やかな朝、風鈴売りが百日紅の木陰で休む昼、町内の共同の涼み台で憩う夕、四メートルに及ぶ画巻には、市井の人々の穏やかな暮らしが細やかに表されています。
清方は、明治のはじめに東京に生まれ、幼少期を下町で過ごしました。画家となってからも東京に暮らし、疎開を経て戦後、68歳で鎌倉に移り住んでからは「専ら市民の風懐に遊ぶ」と称して、心赴くままに制作しました。そんな清方が「心のふるさと」と語り、もっとも心惹かれた題材が明治の東京の情景でした。
本展覧会では、《朝夕安居》に描かれた街並みや風俗を詳しく紹介し、清方の記憶に宿る明治の東京をひも解き、ご紹介します。

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