「福田尚代 あわいのほとり」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治

名称:「福田尚代 あわいのほとり」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
会期:2026年2月21日(土)〜2026年5月17日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
開館時間:9:30〜17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜日(2月23日 5月4日を除く)
入場料:一般700円(600円) 20歳未満・学生550円(450円) 65歳以上350円 高校生100円 中学生以下・障害者手帳提示者と介助者1名無料
住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
TEL:0467-22-5000
URL:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治

美術家・福田尚代は「世界は言葉でできている」という独自の視点から、言葉を分解し並び替えて作品化する思索を続けてきた。幼少期に文字の組み合わせの変化に魅了された経験から、言葉を「粒子」と捉え回文表現へと展開。東京藝術大学での学び、アメリカ滞在を経て回文集を多数刊行する一方、本や栞ひも、手紙、鉛筆、消しゴムなど“言葉に触れられた物”そのものを素材とした彫刻的表現を発展させた。削る 折る 切り抜く ほどく 縫う といった行為によって物は元の形を失い、やがて小さな粒子へと姿を変えていく。それは生と死の「あわい」に触れるような存在のはかなさを静かに示す。本展では初期作から最新作までの主要作品に加え、展示空間を取り込むインスタレーションによって、福田の創作世界を立体的に体験できる内容となる。

福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《翼あるもの/岬より『楽しみと日々』》 2022年 頁を折り込まれた書物 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《翼あるもの/岬より『楽しみと日々』》 2022年 頁を折り込まれた書物 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《翼あるもの/岬より『楽しみと日々』ほか》2003−2022年 頁を折り込まれた書物 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《翼あるもの/岬より『楽しみと日々』ほか》2003−2022年 頁を折り込まれた書物 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《書物の魂#02》2013–2023年 ほぐされた本の栞ひも 東京都現代美術館蔵 撮影:坂田峰夫
福田尚代《書物の魂#02》2013–2023年 ほぐされた本の栞ひも 東京都現代美術館蔵 撮影:坂田峰夫
福田尚代《アイスハーケン、そしてアイリス》2018-2024年 脱色されたハンカチに刺繍 個人蔵 撮影:坂田峰夫
福田尚代《アイスハーケン、そしてアイリス》2018-2024年 脱色されたハンカチに刺繍 個人蔵 撮影:坂田峰夫
福田尚代《便箋 #01/1981年 秋/先輩(巡礼/郵便シリーズより)》2009年 郵便物に刺繍 個人蔵 撮影:上野則宏
福田尚代《便箋 #01/1981年 秋/先輩(巡礼/郵便シリーズより)》2009年 郵便物に刺繍 個人蔵 撮影:上野則宏
福田尚代《夢ノート/袖の涙/泉 #01 》 2023–2024年 夢ノートに着彩(色鉛筆) 個人蔵
福田尚代《夢ノート/袖の涙/泉 #01 》 2023–2024年 夢ノートに着彩(色鉛筆) 個人蔵
福田尚代《煙の骨》2007–2013年 女性の名前が刻印された色鉛筆の芯の彫刻 うらわ美術館蔵 撮影:大谷一郎
福田尚代《煙の骨》2007–2013年 女性の名前が刻印された色鉛筆の芯の彫刻 うらわ美術館蔵 撮影:大谷一郎
福田尚代《メッセージカード #02/トランプ(ハートの2)》2025年 メッセージカードに刺繍 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《メッセージカード #02/トランプ(ハートの2)》2025年 メッセージカードに刺繍 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治
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