名称:「野又 穫 Continuum 想像の語彙」東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2023年7月6日(木)~2023年9月24日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00 (最終入場時間 18:30)
休館日:月曜日
祝日の場合翌火曜日、8月6日(日・全館休館日)
観覧料:一般 1,400円(1,200円)
大・高生 800円(600円)
中学生以下 無料
※同時開催「収蔵品展076 寺田コレクション ハイライト(後期)」、「project N 91 小林紗織」の入場料を含みます
※( )内は各種割引料金。
※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
※割引の併用および入場料の払い戻しはできません
住所:〒163-1403東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:03-5777-8600
URL:東京オペラシティ アートギャラリー
目の前に広がる見知らぬ風景に、不思議な構築物がそびえ立つ。なぜか懐かしさを感じさせる野又穫(のまた みのる1955-)の絵画は、架空の光景と一言で片付けることのできない、現実と地続きにある非現実とでもいうべき独特の世界が特徴です。
東京オペラシティ アートギャラリーのコレクションの寄贈者・寺田小太郎氏は野又の作品をこよなく愛し、1980 年代から毎年収集を続け、代表作40点あまりが収蔵される最大の所蔵館となりました。
野又は東京藝術大学でデザインを学んだ後、広告代理店のアートディレクターとして勤務するかたわら絵画制作に取り組みました。1986年佐賀町エキジビット・スペースでの個展を皮切りに、いくつかの個展を開催して作家活動に専念することとなり、以降「知る人ぞ知る」作家として熱心なファンの注目を集めてきました。そんな野又は2020年、イギリスの有力ギャラリー、ホワイト・キューブにてオンライン個展が開催された後、同ギャラリー所属が決まり、一躍世界を舞台とする作家となったのです。
そのきっかけは、2004年東京オペラシティアートギャラリーでウォルフガング・ティルマンスと同時開催で行われた野又の個展でした。来日中の現ディレクターがこの個展を観た記憶が年月を経て結実し、今日の国際的な注目へとつながりました。
企画展示室では初めての個展となる本展では、同館のコレクションはもとより、初期から最新作まで、野又穫の全貌を広々とした空間で展示する機会とします。一人のコレクターの眼から始まった作家と美術館の長年の関係、そして世界へ。点が線で結ばれて星座がつくられるように、いくつもの幸せな出来事によって編まれた物語とも言うべき本展にご期待ください。
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