「北川健次展 狂った方位-レディ・パスカルの螺旋の庭へ」日本橋高島屋S.C.(本館)

「正面の衣裳ーLa Castiglioneのために」  H23.8 × W29.0 × D6.7cm  オブジェ

名称:「北川健次展 狂った方位-レディ・パスカルの螺旋の庭へ」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年10月2日(水)→21日(月)
会場:本館6階 美術画廊X
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

北川健次は、近代を代表する銅版画家である駒井哲郎に技法を学び、大学在学中には作品が棟方志功や池田満寿夫らに高く評価され、作家としての活動をはじめます。卓越した版画表現を軸に、80年代から取り組むオブジェ作品においても、比類なき感性と独自の美意識が発揮され、その豊かなイマジネーションは写真・詩・評論など多彩な活動にも昇華されています。
本展では、北川の「視覚化された詩」とも言うべき、渾身の新作オブジェを一堂に展観いたします。現実の世界に囚われている虚像を、古典から現代へ続く時間と散りばめられた空間の支配から解放し、作家の超越的な視点から再構成される実像は、深い叙情性をたたえ、観るものを耽美で官能的な幻視世界へと誘います。二つの直線が紡ぐ曲線と、無限に弧を描きつづける螺旋迷宮、それらは「引用」という方法論を超えて、無から有を生み出す禁断の秘術を封じ込めた静謐な劇場を想起させます。
深化を続ける北川健次の世界を、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。

「正面の衣裳ーLa Castiglioneのために」  H23.8 × W29.0 × D6.7cm  オブジェ
「正面の衣裳ーLa Castiglioneのために」  H23.8 × W29.0 × D6.7cm  オブジェ

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