「川勝徳重 原画展」京都 蔦屋書店

「川勝徳重 原画展」京都 蔦屋書店

名称:「川勝徳重 原画展」京都 蔦屋書店
会期:2025年4月1日(火)〜2025年4月22日(火)
会場:京都 蔦屋書店
開館時間:10:00 〜 20:00
入場料:無料
住所:〒600-8002  京都府京都市下京区御旅町35 京都髙島屋S.C. 5・6F
TEL:075-606-4525
URL:京都 蔦屋書店

川勝徳重は、2011年にマンガ家としてデビューし、以降マンガ制作だけでなく、マンガ雑誌の編集・執筆や、戦前からのマンガ収集、マンガ史研究を行うなど幅広く活動を続けています。昨年8月に刊行した最新作『瘦我慢の説』は、冴えない中年医師と天真爛漫な姪の世代を超えた交歓を描いた藤枝静男による傑作を、川勝が劇画化した作品です。本作が、カルチャー誌『フリースタイル Vol.62』で発表されたランキング「THE BEST MANGA 2025 このマンガを読め!」で第1位に選ばれ、いま最も注目されるマンガ家のひとりでもあります。
昭和を代表する作家、安部慎一、大城のぼる、水木しげる、林静一から影響を受けてきたという川勝の著作の数々からは、1970年代はじめのコミック誌『ガロ』を彷彿とさせるレトロな趣きを随所に感じます。一方で、国内ではまだ十分な認知がなされていないアメリカン・コミックスやフランス語圏のバンド・デシネなど、海外マンガからの技法もふんだんに取り入れられており、国や時代の垣根を越えてマンガ表現の可能性を拡張し続けてきました。
本展では、『瘦我慢の説』をはじめとするマンガ原稿やイラスト原画の展示を通して、川勝の表現と多岐にわたる活躍を振り返ります。そのほか、サイン入りキャンバス複製画、アパレル商品、『瘦我慢の説』に登場する犬のキャラクター・ベティの手作り箸置きなど、今回の展示に合わせて準備した作品・アイテムを販売します。
4月13日(日)には、川勝徳重とアニメーター・かねひさ和哉による対談イベントを開催します。互いに平成生まれながら、戦前から戦後にかけての大衆文化に精通し、マンガとアニメの領域において独自のアプローチで古典と向き合い続けています。現代では埋もれてしまった表現技法を意欲的に取り入れ、時代やジャンルを横断した新たな創造性を追求する両氏が、それぞれの創作背景について語ります。

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