「橋口五葉のデザイン世界 ―夏目漱石本の装幀から新板画へ―」碧南市藤井達吉現代美術館
- 2025/6/28
- 愛知県
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名称:「橋口五葉のデザイン世界 ―夏目漱石本の装幀から新板画へ―」碧南市藤井達吉現代美術館
会期:2025年7月23日(水)〜2025年8月31日(日)
会場:碧南市藤井達吉現代美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
8月11日は開館
8月12日は休館
入場料:一般 1000円、大学生・高校生 800円、中学生以下 無料
住所:〒447-0847 愛知県碧南市音羽町一丁目1番地
TEL: 0566-48-6602
URL:碧南市藤井達吉現代美術館

書籍の装幀や新板画の先駆者として知られる橋口五葉(1881-1921)が亡くなり、100年が経過しました。当初は上京して橋本雅邦に日本画を学び、次いで遠縁の黒田清輝の勧めで白馬会研究所に移り、油彩画の修業に励みます。やがて東京美術学校に進学すると、在学中に兄・貢の紹介で、夏目漱石の知遇を受け、雑誌「ホトトギス」の表紙絵を手はじめに漱石の出世作「吾輩ハ猫デアル」の表紙絵や挿絵・装幀を担当し、一躍脚光を浴びることになり、その後も「三四郎」や「門」などの傑作を多数手がけ、書籍の装幀・挿絵という新たなジャンルを切り開きました。また、錦絵研究にも取り組み、様々な研究論文を発表するだけでなく、自ら彫師や摺師を監督して江戸期の浮世絵を復刻しました。さらに「浴場の女」(渡辺版画)を刊行して新版画運動の旗手となりました。
本展では、初期の絵画をはじめ、書籍の装幀や挿絵、素描や木版画、さらに復刻された浮世絵などを一堂に展示し、漱石との深い親交にも焦点を当てながら、洒脱なデザイン世界を中心に五葉の多岐にわたる創作活動を紹介します。








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