「NEW PAST 飛鳥・藤原から東アジアへの旅」奈良県立万葉文化館

  • 2025/10/7
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「NEW PAST 飛鳥・藤原から東アジアへの旅」奈良県立万葉文化館

名称:「NEW PAST 飛鳥・藤原から東アジアへの旅」奈良県立万葉文化館
会期:2025年10月18日(土)〜2026年1月18日(日)
会場:奈良県立万葉文化館
開館時間:10:00 〜 17:30
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 800円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 300円
住所:〒634-0103奈良県高市郡明日香村飛鳥10
TEL:0744-54-1850
URL:奈良県立万葉文化館

しまなみ海道(2019)
しまなみ海道(2019)

このたび、奈良県立万葉文化館では特別展「NEW PAST 飛鳥・藤原から東アジアへの旅」を開催いたします。
石川直樹(1977-)は、高校2年生の時に出たインド・ネパールへの一人旅以来、未知との出会いを求めて、地球上の辺境から都市まであらゆる場所を旅してきました。2000年に北極から南極まで人力で踏破するPole to Poleプロジェクトに参加、翌年七大陸最高峰登頂を成功させ、2024年には8000メートル峰14座すべての登頂を達成しました。
民俗学、人類学に興味を寄せる石川は、国造りの基礎が築かれた「飛鳥・藤原」という二つの宮都の風景を数年前から撮影してきました。飛鳥・藤原は、東アジアとの政治的、文化的交流の中で形成された都で、そのひとつに新羅(現在の韓国・慶州)との外交交渉を行った「遣新羅使」があります。『万葉集』巻15には、阿倍継麻呂を大使とした使節団の旅の様子を描いた歌群が所載されています。彼らは難波を出帆後、瀬戸内海を西航して大宰府や壱岐・対馬などを経由して新羅を目指しました。故郷に残してきた妻を思いやりながらの旅路は、遭難や天然痘など数多くの困難に見舞われたものでした。
本展では、石川が撮影した「遣新羅使」ゆかりの地とともに「遣新羅使」の歌を紹介します。古の船旅を写真と万葉歌で巡りなおし、東アジアとの繋がりのなかで揺れ動いた「飛鳥・藤原」を知っていただければ幸いです。

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