「あざみ野コンテンポラリー vol.12 對木裕里 ばらばらの速度」横浜市民ギャラリーあざみ野

「あざみ野コンテンポラリー vol.12 對木裕里 ばらばらの速度」横浜市民ギャラリーあざみ野

名称:「あざみ野コンテンポラリー vol.12 對木裕里 ばらばらの速度」横浜市民ギャラリーあざみ野
会期:2021年10月9日[土]-10月31日[日]
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野|展示室1
休館日:10月25日[月]
開場時間:10:00-18:00
入場無料
主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
助成:ARTS for the future!野村財団
協力:城西国際大学メディア学部
住所:〒225-0012神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
TEL:045-910-5656
URL:横浜市民ギャラリーあざみ野

出品作家|對木裕里 Tsuiki Yuri

初めてさわる 2018年 石膏、油彩、ジャガイモ 35×64×6.5cm
初めてさわる 2018年 石膏、油彩、ジャガイモ 35×64×6.5cm

美術という枠や社会的評価にとらわれず、様々なジャンルのアーティストによる表現活動に目を向けたシリーズ展「あざみ野コンテンポラリー」。第12回は彫刻家・對木裕里による個展を開催します。
對木は、当たり前とされている景色の成り立ちについて関心を寄せ、人や場所や時代が「もの」にどのような意味付けをしているのかを考察し、意味が転換する瞬間をかたちにした彫刻に取り組んでいます。對木の彫刻は、有機的で不可思議な形状の面白さ、唐突にも感じられる素材の組み合わせ、パステルカラーによる彩色を特徴としています。一見すると粘土を手で造形したままのかたちのようですが、水粘土で原型をつくり石膏で型取りをするという少し手間のかかるプロセスで制作しています。石膏のほか木材や石、ブロンズ、粘土、紙、カラービニール、時にはジャガイモや冬瓜といった野菜など様々な素材を用いて、作家にとってリアリティのある手触りやかたち、量感を求めた実験的な作品を数多く生み出しています。對木は本展の構想にあたり、「人の記憶は身体性によって結ばれ、何かを見て、何かを思い出す。ばらばらなモノは身体によってつながる」といいます。本展では「ばらばらの集合体としてつくられた彫刻」を創作の手がかりとした未発表の新作を中心に、ちょっとナンセンス、かつ不思議なダンスに誘うような展示空間に挑戦します。ぜひ心と身体をやわらかくしてお楽しみください。

對木 裕里|ついき・ゆり
對木 裕里|ついき・ゆり

對木 裕里|ついき・ゆり
1987年、神奈川県箱根町出身。2009年、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。2011年、京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。 近年の主な個展に、2021年「對木裕里展 手のたび では いっておいで」神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)、「みぞおちの石」ギャラリーNEW新九郎(神奈川)、2020年「VOIDはひとつのMASSになる」VOID A PART(滋賀)、 2019年「玉と敷物」switch point(東京)、2017年「對木裕里展」板室温泉大黒屋(栃木)、「ざらざら」gFAL武蔵野美術大学(東京)、2015年「左みずうみ」Alainistheonlyone(東京)、2014年「分け入って、分け入って」古書まどそら堂(東京)など。

longing for #1 2020年 石膏、グレープフルーツ 40×89×13cm
longing for #1 2020年 石膏、グレープフルーツ 40×89×13cm

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る