「禅寺の学問-継承される五山文学-相国寺の歴史と寺宝Ⅱ」相国寺承天閣美術館

「禅寺の学問」相国寺承天閣美術館

名称:「禅寺の学問」相国寺承天閣美術館
会期:2021年11月23日(火)〜2022年1月23日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:一般 800円
   65歳以上・大学生 600円
   中高生 300円
   小学生 200円
   ※一般の方に限り、20名様以上は団体割引で各700円
休館日 2021年12月27日(月)~2022年1月5日(水)
住所:〒602-0898京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL:075-241-0423
URL:相国寺承天閣美術館

重要文化財「白楽天図 無学祖元賛」(はくらくてんず むがくそげんさん) 伝趙子昂筆(でんちょうすごうひつ) 一幅 絹本著色 南宋時代 13世紀 鹿苑寺蔵
重要文化財「白楽天図 無学祖元賛」(はくらくてんず むがくそげんさん) 伝趙子昂筆(でんちょうすごうひつ) 一幅 絹本著色 南宋時代 13世紀 鹿苑寺蔵

古代インドで誕生した仏教の教えは、中国を経て日本に伝えられました。その教えを学びに多くの禅僧が大陸に渡り、禅とともに大陸文化を日本にもたらしました。そのため禅僧は漢詩文に優れ、漢籍を教える師としても天皇家や公家と交流しました。
京都五山第二位の寺格を有する相国寺は、中世より漢詩文などに優れた禅僧を多く輩出した、五山文学の中心地でした。
仏典(内典)のみならず、漢籍(外典)も多く有し、知識をもって権力者たちとも深いつながりを持ちました。また、藤原惺窩をはじめ近世儒学者たちとの深い交流もうかびあがります。禅僧の活躍は文芸面だけではなく、外交文書の作成など、政治的な実務も担っていたことでも示されます。
本展観では、相国寺や塔頭寺院に伝来する漢籍を確認し、禅寺に蓄積された知の体系を探ります。あわせて、相国寺の歴史を通観する展示、「相国寺の歴史と寺宝」の第二弾をお届けいたします。第一弾とはすべて異なる寺宝を展示いたします。ぜひ、あわせてご覧ください。

「無学祖元頂相 春屋妙葩賛」(むがくそげんちんそう しゅんおくみょうはさん) 伝趙子昂筆(でんちょうすごうひつ) 一幅 絹本淡彩(円相) 紙本墨書(着賛) 元時代 14世紀 慈照院蔵
「無学祖元頂相 春屋妙葩賛」(むがくそげんちんそう しゅんおくみょうはさん) 伝趙子昂筆(でんちょうすごうひつ) 一幅 絹本淡彩(円相) 紙本墨書(着賛) 元時代 14世紀 慈照院蔵
重要文化財「一山一寧墨蹟 金剛経序」(いっさんいちねいぼくせき こんごうきょうじょ) 一幅 紙本墨書 鎌倉時代 嘉元4年・1306 相国寺蔵
重要文化財「一山一寧墨蹟 金剛経序」(いっさんいちねいぼくせき こんごうきょうじょ) 一幅 紙本墨書 鎌倉時代 嘉元4年・1306 相国寺蔵
重要美術品「隔蓂記」(かくめいき) 鳳林承章筆(ほうりんじょうしょうひつ)三十冊 紙本墨書 江戸時代 17世紀 鹿苑寺蔵
重要美術品「隔蓂記」(かくめいき) 鳳林承章筆(ほうりんじょうしょうひつ)三十冊 紙本墨書 江戸時代 17世紀 鹿苑寺蔵
重要文化財「絶海中津墨蹟 十牛頌」(ぜっかいちゅうしんぼくせき じゅうぎゅうじゅ) 十幅 紙本墨書 室町時代 14世紀 相国寺蔵
重要文化財「絶海中津墨蹟 十牛頌」(ぜっかいちゅうしんぼくせき じゅうぎゅうじゅ) 十幅 紙本墨書 室町時代 14世紀 相国寺蔵
「十牛図」(じゅうぎゅうず) 周文筆(しゅうぶんひつ)一巻 紙本著色 室町時代 15世紀 相国寺蔵
「十牛図」(じゅうぎゅうず) 周文筆(しゅうぶんひつ)一巻 紙本著色 室町時代 15世紀 相国寺蔵
重要文化財「慈照院諒闇摠薄」(じしょういんりょうあんそうぼ)一冊 紙本墨書 室町時代 15世紀 慈照院蔵
重要文化財「慈照院諒闇摠薄」(じしょういんりょうあんそうぼ)一冊 紙本墨書 室町時代 15世紀 慈照院蔵
「對馬以酊眺望之図 梅荘顕常賛 盈冲周整賛」(つしまいていちょうぼうのず ばいそうけんじょうさん えいちゅうしゅうせいさん) 維明周奎筆(いめいしゅうけいひつ) 一幅 紙本墨画 江戸時代 18世紀 慈雲院蔵
「對馬以酊眺望之図 梅荘顕常賛 盈冲周整賛」(つしまいていちょうぼうのず ばいそうけんじょうさん えいちゅうしゅうせいさん) 維明周奎筆(いめいしゅうけいひつ) 一幅 紙本墨画 江戸時代 18世紀 慈雲院蔵
「縄衣文殊図」(じょうえもんじゅず) 狩野元信筆(かのうもとのぶひつ) 一幅 絹本著色 室町時代 16世紀 相国寺蔵
「縄衣文殊図」(じょうえもんじゅず) 狩野元信筆(かのうもとのぶひつ) 一幅 絹本著色 室町時代 16世紀 相国寺蔵

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