企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~×重要文化財公開~元屋敷陶器窯跡出土品展」土岐市 美濃陶磁歴史館

企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~×重要文化財公開~元屋敷陶器窯跡出土品展」土岐市 美濃陶磁歴史館

名称:企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~×重要文化財公開~元屋敷陶器窯跡出土品展」土岐市 美濃陶磁歴史館
会期:2022年2月18日(金)~2022年5月15日(日)
時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
会場:土岐市美濃陶磁歴史館 第2展示室
入場料:一般200円(150円)、大学生100円(70円)、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
  障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名 一般100円、大学生50円
休館日:月曜日、祝日の翌日
住所:〒509-5142岐阜県土岐市泉町久尻1263
TEL:0572-55-1245
URL:土岐市 美濃陶磁歴史館

企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~」土岐市 美濃陶磁歴史館
企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~」土岐市 美濃陶磁歴史館

重要文化財公開「元屋敷陶器窯跡出土品展」:第1展示室

発掘調査報告展~土岐を掘る~
土岐市内には、現在301ヵ所の埋蔵文化財包蔵地、いわゆる遺跡があります。遺跡は、昔の人々の生活を知ることができる貴重な文化遺産なのですが、現代に生きる私たちが生活していくために必要な開発行為によって失われてしまうことがあります。このようにやむを得ず失われてしまう遺跡を可能な限り記録に残し、未来へと引き継いでいくために必要となるのが発掘調査です。土岐市では、毎年10件前後の試掘調査と同数程度の工事立会調査が行われており、遺跡の保存が不可能な場合には本発掘調査も行っています。また、史跡整備事業や災害復旧工事に伴う確認調査も行っています。
本展は、遺跡がとても身近なものであること、そして先人の残したかけがえのない遺産であることを感じていただくとともに、遺跡の保護の重要性について理解を深めていただくことを目的としています。土岐市内で近年に行われた多くの発掘調査の中から、意義深い成果の得られた9つの遺跡を厳選し、実際に出土した遺物や調査写真等とともにわかりやすく紹介します。
【展示する遺跡】
妻木平遺跡、妻木城士屋敷跡、浅野館跡、上林遺跡、国史跡乙塚古墳附段尻巻古墳、曽木上田遺跡、国史跡元屋敷陶器窯跡、中山1号窯跡、林景正氏窯跡

上林遺跡(縄文晩期・古墳時代前期) 発掘作業のようす
上林遺跡(縄文晩期・古墳時代前期) 発掘作業のようす

重要文化財公開「元屋敷陶器窯跡出土品展」
「ウス茶ノ時ハ セト茶碗 ヒツミ候也 ヘウケモノ也」(「宗湛日記」慶長4(1599)年2月28日)。織部茶碗の描写として知られる有名な一節です。土岐市では、織部焼の文献上の初見とされる、この日記が記された2月28日を「織部の日」と制定しています。本展は、織部の日記念事業として、重要文化財・元屋敷陶器窯跡出土品を特別公開するものです。
国史跡「元屋敷陶器窯跡」は、土岐市泉町久尻に所在する大窯3基と連房式登窯1基からなる古窯跡群です。操業は16世紀後半から17世紀初頭で、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部と続く美濃桃山陶の生産の流れを捉えることができます。とくに美濃最古の連房式登窯で生産された最盛期の織部は、工芸的にもみるべき価値が高いとの評価を受けています。
元屋敷陶器窯跡の出土品は、土岐市所蔵分2,041点、岐阜県立多治見工業高等学校所蔵分390点が平成25年にそれぞれ重要文化財に指定されました。本展では、黄瀬戸や志野、織部などの桃山陶の優品のほか、重要文化財指定の出土品を一挙に公開します。

鳴海織部向付 元屋敷窯 重要文化財
鳴海織部向付 元屋敷窯 重要文化財
企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~×重要文化財公開~元屋敷陶器窯跡出土品展」土岐市 美濃陶磁歴史館
企画展「発掘調査報告展~土岐を掘る~×重要文化財公開~元屋敷陶器窯跡出土品展」土岐市 美濃陶磁歴史館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る