名称:「漆 うるわし」サンリツ服部美術館
会期:2022年3月15日(火)- 5月29日(日)
休館日:祝日を除く月曜日
入館料:大人1,000(900)円、小中学生400(350)円
( )内は団体20名様以上の料金
住所:〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り2-1-1
TEL:0266-57-3311
URL:サンリツ服部美術館
この度は、サンリツ服部美術館のコレクションのなかから、日本で作られた漆芸品の魅力をご紹介いたします。
耐久性・接着性に優れた漆は、約9,000年前の縄文時代から塗料として人々の生活を支えてきました。また、柔らかく艶やかな黒や赤の肌を生み出すことができるため塗料として重宝されています。日本では大陸の影響を受けながら、色漆で文様を描く漆絵や金銀の粉を蒔きつける蒔絵、文様を彫った上から漆を塗る木彫彩漆といった装飾技法も発達し、建物・家具・食器などあらゆるものに使用され、長い間日本の生活文化を豊かに彩ってきました。
優美な意匠の蒔絵の調度品や、深みのある赤色の肌と精緻な彫刻が見どころの近代の鎌倉彫の作品などを通して、多彩な表現で多くの人々を魅了する漆芸品の世界に触れて頂く機会となりましたら幸いです。
主な出品作品
・「余三」銘「紹鷗黒大棗」 室町時代 16世紀
・「根来四方盆」 室町時代 15-16世紀
・満田道志「真塗炉縁」 江戸時代 17世紀
・重要美術品 「文字蒔絵硯箱」 室町時代 15世紀
・「秋野蒔絵手箱」 室町時代 15-16世紀
・「枝垂桜中次」 桃山-江戸時代 16-17世紀
・伝山本春正「蜘蛛巣蒔絵硯箱」 江戸時代 17世紀
・「牡丹中次」 桃山時代 16世紀
・三橋鎌岳 「檜図硯箱」 明治45年(1912)
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