名称:特別陳列「大正の文人画ネットワーク-加野コレクションを中心に-」笠岡市立竹喬美術館
会期:令和4年3月19日(土曜日)~令和4年5月8日(日曜日)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし、3月21日(月曜日)は開館、翌22日(火曜日)は休館)
入館料:一般500円(400) ( )内は団体20名以上
高校生以下は無料 (学生証を提示してください)
※市内在住65歳以上は無料(住所年齢のわかるものを提示してください)
住所:〒714-0087岡山県笠岡市六番町1-17
TEL:0865-63-3967
URL:笠岡市立竹喬美術館
このたび竹喬美術館では、九州福岡において、大正時代から昭和の前期にかけて壮大な芸術サロンを形成した加野宗三郎(1889-1946)のコレクションを通して、大正文人画のネットワークを探ります。
加野宗三郎は、明治22年に福岡市中奥堂町に生まれ、家業の造り酒屋「萬屋(よろずや)、銘酒金盛」を営む傍ら文学や美術に傾倒し、別邸の「環水荘」や「柳北亭」に文人を招いて、創作と交流の拠点としました。青木繁、冨永朝堂、津田青楓、森田恒友などの美術家、与謝野鉄幹・晶子、吉井勇、高浜虚子などの歌人が来福滞在して、制作した作品が残っています。宗三郎のコレクションは、近代の作家の作品だけでなく、桃山時代の風俗画や福岡ゆかりの仙がい義梵の水墨画など多岐にわたる内容です。
今回の展示では、特に交流の深かった青楓、恒友の作品を中心に、国画創作協会の榊原紫峰、村上華岳、小野竹喬らを加えた約50点の作品により、福岡の地に展開した文人画の諸相を紹介します。近代美術史上において、いまだ知られざる大パトロン、加野宗三郎の存在を認識していただければ幸いです。
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