第470回企画展「The Exhibition of KATAN ISHIKAWA」岩崎博物館

「グラン・パレ」(2021年)

名称:第470回企画展「The Exhibition of KATAN ISHIKAWA」岩崎博物館
会期:2022年4月27日(水)〜5月8日(日) ※5月2日(月)休館
  ※最終日16:00終了
住所:〒231-0862神奈川県横浜市中区山手町254
TEL:045-623-2111
URL:岩崎博物館

「グラン・パレ」(2021年)
「グラン・パレ」(2021年)

最近ビートルズに関するドキュメンタリーを2本ほど鑑賞しました。
1つはThe Beatles Get Backであり、もう1つはThe Beatles And Indiaです。
ビートルズとは世代も近く、リアルタイムで聴いていたので、非常に面白かったです。
とりわけGet Backは6時間超の濃密さで、以前1970年に公開されたLet It Beより真実が多く映し出されていて驚きました。
そして、Let It Beの作為的編集や当時ビートルズについて伝えられていた情報や詩の解釈がどれほど不正確だったかということを知らされました。
ミュージシャンから、アーティストに変化していく過程で、バンドとしての枠組みから脱皮せざるを得ないという事も非常に納得させられる内容でした。
ジョージ・ハリスンのオール・シングス・マスト・パスの意味のように「物事にはすべて終わりがあり(諸行無常)」、ポール・マッカートニーのレット・イット・ビーの意味のように「あるがままになる」ということではないでしょうか。
また個人的には、何事も我が心を変えるものはないと歌うジョン・レノンのアクロス・ザ・ユニバースの詩の深さを再認識いたしました。
The Beatles And Indiaはビートルズが1968年にインドのリシケシュに6週間滞在した時のドキュメンタリーで、当時日本においては情報が正確に伝わっていなかったこともあり、マハリシ・マヘーシュ・ヨギーとの蜜月と決別は大変興味深い内容でした。
50年以上昔の事が今、知らされるという事は、自分が50年以上生きてきた結果であります。
人生とは真理研究の行程と考える自分にとって、それは非常に興味深いことであります。
今年も展覧会を開催できる運びとなりました。
コロナ禍が続くなかで、健康であり作品を作り続けられた事を感謝しております。
石川珂旦

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