大本幸大 + 所彰宏 「パララックス」MASATAKA CONTEMPORARY

所彰宏「おかえり」2021年、38×52cm、モノタイプ]

名称:大本幸大 + 所彰宏 「パララックス」MASATAKA CONTEMPORARY
会期:2022年4月9日(土)~2022年4月30日(土)
開館時間:12:00 〜 19:00
休館日:月曜、日曜、祝日
入場料:無料
住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F
TEL:03-3275-1019
URL:MASATAKA CONTEMPORARY

大本幸大「How To Breathe」2022年、73×54cm、ボールペン、鉛筆、墨、吹き付け材、発泡材
大本幸大「How To Breathe」2022年、73×54cm、ボールペン、鉛筆、墨、吹き付け材、発泡材

展示する二人に共通するテーマは何か、考えた時に出てきた言葉は「生活」でした。生きながらえること、世の中で暮らしていくこと。広範な意味を含むこの言葉は、何も私たち二人に限らず全ての人に通ずるテーマではありますが、現在の状況では、改めてそのことについて考えざるを得ない事柄となりました。
生活とは多層的なものだと思います。社会との関わり、金銭のこと、食べること、家庭環境、身体的・精神的健康…私たちはいつも現実的な問題に向き合い続けています。そういった日々の経験と選択の結果が積み重なったものが「生活」であり、その断面を振り返ると、かつて歩いてきた道程が蘇ってきます。
一時期大本さんとは生活のうちの一つのレイヤー、「仕事」という部分が重なっていたこともありますが、それは生活という膨大な層のごく一角に過ぎません。ましてや別々の人間、見ている場所はほとんど重ならないでしょう。同じテーマを起点にしつつも生じる二人の「視差」を期待しながら、まずは個人的日々生活の断面について、明らかにしていこうと思います。
ー 所彰宏

所彰宏「おかえり」2021年、38×52cm、モノタイプ]
所彰宏「おかえり」2021年、38×52cm、モノタイプ]

大本幸大  Kota Omoto
「ヒトを描く」という主題の下に制作を続けていますが、必ずしもそれらがヒトの形を保って描かれる訳ではありません。私達が日常生活を成り立たせるために生み出した、ありとあらゆる装置-機械、家畜、社会構造-。日常に溢れかえる諸々のそれらから、時おり垣間見える「ヒトの輪郭」とでも呼ぶべきものを、追いかけ続けています。断片的なそれらの中から、「ヒトがヒトらしく生きるとは、結局どういうことなのか」という問いの、あるのかどうかも定かでない答えに少しでも近づければ、と考えています。
1988年 山形県酒田市生まれ
2011年 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科卒業
2013年 武蔵野美術大学 造形研究科修士課程絵画コース修了
展覧会歴(個展/グループ展)
2018年 識/MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
2017年 handpicked artists/MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
    カオス―混沌・明日への問いかけ―/ギャラリー日比谷(東京)
2016年 カオス―混沌・明日への問いかけ―/ギャラリー日比谷(東京)
2015年 100号展/MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
    ASIA WEEK NEW YORK 2015/Bernarducci Meisel Gallery(ニューヨーク)
2014年 はじまり。展/MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
    個展「遠吠えで空洞は埋まらない」/アートギャラリー絵の具箱(東京)
    企業コラボアート東京2014/MDP Gallery(Lift étage)(東京)
2013年 個展「つながれたもの、つながれぬもの、そのどちらでもないもの」/アートギャラリー絵の具箱(東京)
2012年 第2回 ドローイングとは何か 公募入選者展/ギャルリー志門(東京)
    ボールペン四人展/ギャルリー志門
    カオス―混沌・明日への問いかけ―/ギャラリー日比谷(東京)
2011年 個展「-Deadscape-」/ギャラリーまつ(山形)
2010年 トーキョーワンダーシード2010入選者展/トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
    アーティストによる時事放談展/ギャラリー・アートコンポジション(東京)
    フェアその他
2015年 Art Kaohsiung 2015(台北のGalerie F&Fより出展)
    ART OSAKA 2015/HOTEL GRANVIA OSAKA(大阪)
2014年 Young Art Taipei/Regent Taipei(台北)
受賞歴
2011年 武蔵野美術大学卒業制作展・研究室賞
    所彰宏  Akihiro Tokoro
1990年 福島県生まれ
2014年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻 卒業
2016年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース 修了
個展
2021年 「Cut and Sew」 たましん本店地域貢献スペース(東京)
2017年 「所 彰宏 見えないことで見えること」 武蔵野美術大学 gFAL (東京)
主なグループ展
2022年 The Adventure of Fine Art Prints/たましん美術館 (東京)
2021年 アートスタジオ五日市レジデンス特別展2021/五日市地域交流センター第4・5・6会議室 (東京)
    助教・助手展2021 武蔵野美術大学 助教・助手研究発表/武蔵野美術大学 美術館・図書館 (東京)
2020年 MAU Graphic-Arts Exhibition/たましん本店地域貢献スペース (東京)
    Brand-New Graphic Arts/たましん本店地域貢献スペース (東京)
2019年 月冴ゆ -Light Crossing Border-/網走市立美術館 (北海道)
    Wit and Zen/GRAFO gallery (リトアニア)
    助手展2019 武蔵野美術大学助手研究発表/武蔵野美術大学 美術館・図書館 (東京)
2018年 The London Original Print Fair 2018/the Royal Academy of Arts (イギリス)
    TRANSLATION OF 3 VISIONS OF PRINTMAKING International Printmaking Exhibition of 3 Universities at Thailand and Japan/シラパコーン大学ナコンパトム校 (タイ)
    シェル美術賞展 アーティスト・セレクション(SAS) 2018/国立新美術館 (東京)
2017年 FACE展 2017 損保ジャパン日本興亜美術賞展/東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館 (東京)
    落石計画 第10期 クロニクル 2008-2020-痕跡と展開-/根室市旧落石無線送信局 (北海道)
    アートスタジオ五日市 版画展×あきる野石版石プロジェクト/戸倉しろやまテラス (東京)
    spiral take art collection 2017 蒐集衆商/スパイラルガーデン (東京)
2016年 落石計画 第9期 残響Ⅲ/それぞれの視座/根室市旧落石無線送信局 (北海道)
    シェル美術賞展2016/国立新美術館 (東京)
2015年 「版画ベアーズ」1回戦。「人に見られて、意見を聞いて、僕らはもっと強くなる」/eitoeiko (東京)
    武蔵野美術大学×ISETAN 伊勢丹 U-35 若手クリエイターによるアート・デザインの現在/伊勢丹新宿本店 (東京)
    TRANSITIONS 2015国際三学院版画作品展/中国版画博物館 (中国)
    第60回CWAJ現代版画展/東京アメリカンクラブ (東京)
    UMARTs 2015 うまからうまれるアート展/馬の博物館 (神奈川)
2014年 Cross Line/東京造形大学 ZOKEIギャラリー (東京)
    落石計画 第7期 Cape Watershed/残響/根室市旧落石無線送信局 (北海道)
    AOMORI PRINTトリエンナーレ 2014/BLACKBOX 1F teco gallery (青森)
2013年 アワガミ国際ミニプリント展 2013/いんべアートスペース (徳島)
    第38回全国大学版画展/町田市立国際版画美術館 (東京) [‘15]
賞歴
2013年 第38回全国大学版画展/町田市立国際版画美術館収蔵賞 [‘15]
2016年 シェル美術賞展2016/能勢陽子審査員賞
パブリックコレクション
町田市立国際版画美術館 (東京)、あきる野市 (東京)、網走市 (北海道)

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