高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)

高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)

名称:高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)
会期:2022年5月13日(金)~2022年6月12日(日)
開廊時間:14:00〜19:00
休館日:月曜、火曜、祝日
入場料:無料
会場:NEORT++(ネオルトツー)
住所:〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 maruka 3F
URL:NEORT++(ネオルトツー)

高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)
高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)

デジタルアートプラットフォームNEORTのフィジカルギャラリーNEORT++はこの度、クリエイティブコーダー高尾俊介による初の個展「Tiny Sketches」を開催します。
高尾は、2015年1月1日から毎日「スケッチ」と呼ばれる素描のような短いコードを書く活動を開始しました。2019年3月、制作したスケッチの、TwitterとOpenProcessingを通じた公開をスタートし、その活動を「デイリーコーディング」と呼ぶようになりました。
このような高尾のデイリーコーディングは、個人的な活動として出発した後、公開されたコードやグラフィックを介した人々との関わりを通じて、活動の目的や意義が大きく変化していきました。当初の主な目的であった個人的な鍛錬から、スケッチへ寄せられるコメントやコードの参照・改変といった交流が言語を越えて日常的に繰り返される過程で、高尾は次第に自らのコードの中に他者のアイデアや技法が混じり合うコモンズ(共有財)としての性質を見出すようになります。
時を同じくして高尾は、身の回りの生活や地域や風土に根ざす文化的な慣習を再認識し、ディスプレイのこちら側と向こう側とを、コードと紐付けるような私/詩的なコードによる表現の可能性に着目するようになります。2021年8月に発表して世界的な注目を集めたNFTアートプロジェクト「Generativemasks」は、デイリーコーディングの実践と変容における一つの結実でもありました。
高尾のデイリーコーディングは、機能性や合目的性が期待されるソフトウェア開発や高度なアルゴリズムやコンピュテーション(計算)によって評価されるジェネラティブアートの主流から逸れた、オルタナティブで開かれたコードによる表現の在り方の探求に一貫しています。そして現在も尚、高尾とその活動に共感するアーティスト達によって、日々の営みのようにSNS上で継続されています。
本展覧会「Tiny Sketches」では、高尾の約1500を越えて連なるデイリーコーディングの中から、初期を含む最新作に至るまで240点のスケッチを精選し、高品質なプリント作品として展示します。
また上記に併せて、デイリーコーディングから派生したNFTアートを同時発表し、本展に併せて制作された新作4点(各60エディション)からなるNFTを購入頂けます。ささやかでありながら、詩歌のように自由闊達な高尾のコードによる表現の一端を、この機会にぜひ会場でご高覧ください。

高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)
高尾俊介 「Tiny Sketches」NEORT++(ネオルトツー)
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